ダイムラー社は、メルセデス・ベンツAクラスの新たなラインナップとして、5ドアハッチバックに対してホイールベースを60mm延長した「Lセダン」を北京モーターショー開幕前夜に公開した。

正式名称は、「メルセデス・ベンツAクラス Lセダン」。




ホイールベースは、5ドアハッチバックに対して60mm延長した2789mmとなり、この延長分はすべて後席スペースに充てられている。




中国市場では、小型セダンをストレッチしたモデルが富裕層に人気で、各国の自動車メーカーが「中国専用モデル」を投入してきたが、遂にAクラスもそのジャンルに挑むことになったわけだ。新型Aクラスは新世代のメルセデス・デザインがいち早く投入されるともに、Sクラス譲りである先進の安全運転支援システムを備えており、この市場で大きな注目を集めるのは間違いない。

また、新型Aクラスには、メルセデス・ベンツの最新インフォテインメントシステムである「MBUX」が搭載され、「ヘイ、メルセデス!」とクルマに呼びかけると、オーディオやナビ、エアコンなどの操作のほか、AIによってドライバーの好みを学習して進化していく。




こうした最先端の装備は、先行する他社に対する大きなアドバンテージとなることだろう。

欧州では5ドアハッチバックモデルを5月に発売することが発表されているが、このLセダンは中国と北米市場向けモデルとなる模様で、発売は秋頃になる見込みだ。




日本導入の可能性を含め、ダイムラー社からの続報を待ちたい。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 後席の快適性を重視!! メルセデス・ベンツAクラスに、ホイールベースを60mm延長した初のセダン登場【北京モーターショー2018】