石垣島は、北半球最大と謳われるアオサンゴ大群落や日本最大規模のサンゴ礁域である石西礁湖を有している。その美しい景観から、石垣島には年間124万人(2016年実績、2017年は135万人の見込み)の観光客が訪れ、八重山諸島の経済中核を担う観光産業が形成されている。一方で、観光客の移動や人口増加に伴って交通量も増加しており、美しい島の生活・自然を維持しながら、観光客や市民の利便性を確保することが重要だ。
沖縄ツーリストは、住友商事と石垣市が2018年2月5日よりサービスを開始する石垣島におけるGO SHAREの運営支援を行う。具体的には、GO SHAREを運営するe-SHARE石垣に出向者を派遣し、地場企業との協力体制の下、GO SHAREの利用窓口業務や機材の保守点検、ツアー企画などの面で運営支援を実施。また今後、住友商事の100パーセント子会社である住友商事九州がe-SHARE 石垣へ出向者を派遣し、e-SHAREおよび沖縄ツーリストの事業活動を企画業務面中心にサポートする予定だ。
沖縄ツーリストは本年満60年。1958年の創設以来、「地域に根ざし世界にはばたく」を社是に社会に求められる企業を目指してきた。台湾Gogoro社製電動スクーターが日本(石垣島)初上陸する事で、住友商事と戦略的パートナーシップを構築して、石垣島でシェアリングサービスの運用をスタートする。グローバルな100年企業を目指し、「国連総会」で発表された持続可能な開発目標(SDGs)の一つ「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の実現を目指す。 住友商事は、GO SHAREをとおして石垣島の世界に誇る自然環境の保全に貢献し、自然が育んだエネルギーと先端の技術を組み合わせ島民の生活をサポートする防災拠点設置や魅力ある観光資源の発掘・育成に取り組む。また、スマートシティー等の次世代の エネルギーサービス構想の実現を目指し、地球環境との共生および地域と産業の振興に寄与する。