オールアルミ製のサブフレームを使うのは、クラリティFUEL CELLのみ。PHEVとEVは、通常のスチール製サブフレームを使う。
水素燃料電池車としての航続距離を稼ぐには軽量である必要があるし、なにより、水素タンクを安全の載せ、万一のクラッシュ時(とくに後突か)に水素タンクを守らなければならない。そのため、かなりガッチリしたアルミ合金製サブフレームに仕上がっていた。
オールアルミ製と言っても、部材毎に最適なアルミ合金材を選び、それにあった接合技術を用いたことがポイントだ。
部材は、スクイズダイキャスト材、押出材、引抜材、展伸材などを使っている。とくにスクイズダイキャストは、高圧・低速充填ダイキャスト工法で、ハイプレッシャーダイキャストと比較してガス巻込み巣、引け巣を削減できるという。開発ではもちろん、各種CAE技術が用いられている。