進化を続けるADAS(Advanced Driver-Assistance Systems:先進運転支援システム)向けなど各種センサーの搭載数量増加に伴い、車外にさらされる機器・部品のスプラッシュウォーター衝撃試験に対する需要も増加傾向にある。一方で同試験は塩化物、泥水など溶液の種類が多岐にわたるため、噴射装置の溶液を変更するのに装置の配管、水槽、ノズルの清掃に手間がかかり、効率的な試験が困難だった。
今回、4種類の専用溶液ごとに専用の高温動作装置と国際規格に則った噴射ノズルを搭載した噴射装置をそれぞれ準備することにより、ISO16750(自動車部品の国際規格)、JASO(日本自動車技術会規格)、LV124(ドイツの自動車車載電源の規格)、各自動車メーカー規格すべての条件を同時に並行して試験が可能で、ワンストップで短納期に対応することができる。
環境試験には電子部品やユニットが使用時に受ける熱的ストレス(温度サイクル・熱衝撃)や機械的ストレス(振動・衝撃)を想定した試験などがあり、OEGは防水性・防塵性を評価するIP試験(電気機械器具の外郭への異物、ホコリ、水に対する保護試験)については全て網羅している。今後、各種センサー部品などの多様化と搭載数の増加にともない、試験項目の増加と試験条件の変化が予測される。OEGは、さらに設備環境を整え技術力を向上させて、より多くの試験項目に対応し、顧客の製品の開発・設計・製造を幅広く支援していく。
【販売計画】
価格:個別見積もり
販売目標:2018年度5千万円(年間)
サービス提供開始時期:2018年1月16日
なお、OEGは2018年1月17日~19日、東京ビッグサイトにて開催される「オートモーティブ ワールド2018」(小間番号:E44-27)に出展し、本サービスについて紹介する。