ロービームでハロゲンに近いカットラインを再現することで、対向車や歩行者には眩しくなく、カットラインの下側に照射光が集まっていることにより、非常に明るいロービーム照射を実現している。
2. 熱伝導率の高い銅製のLED基板を採用
価格と製造の面で、通常アルミ基板を採用することの多いLED製品だが、エル・リボンは、アルミの約1.5倍の熱伝導率を誇る銅製基板を採用している。
発光部に一番直結しているLED基板部の熱源で熱が溜まらないよう、末端部のヒートシンクへと熱を伝えるための第一歩が銅製LED基板の役割だ。
ここが弱ければ、ボトルネックとなり、その後の冷却がいくら優れていても無意味となってしまう。
3. 音速で熱を移動する銅製ヒートパイプ技術を採用
LED基板が発生した熱をライト灯具の外にあるヒートシンクへと熱を伝えなければならない。 エル・リボンは熱源の熱を高速で冷却部へ移動させるヒートパイプ技術を採用。 アルミ製のメイン構造ではヒートシンクへの熱の移動が緩やかなためLED発光部を急激に冷却すること到底難しくなる。
エル・リボンは小型のヘッドライトバルブでこれを実現するため、ヒートパイプをバルブシステムのメイン構造とし、熱源であるLED基板を直接ヒートパイプへ接合する独自のアイディアを生み出した。
これにより、LED基板の熱をそのままヒートパイプに熱を移動し、ヒートパイプでヒートシンク部へ高速で熱を伝えることでLEDチップの温度上昇を抑える冷却構造としながら、小型化に成功。
そこで問題となるのがLED基板とヒートパイプの接合部だ。
4. ヒートパイプと LED基板を半田溶接して伝熱ロスを解消
5. 狭い隙間で変形自在な銅製オリジナルヒートシンク
6. 放熱効率を徹底的に追求するため、ヒートシンクグリスを付属
7. LEDチップ温度をモニタリングし発熱温度を自動調整