ホンダのマレーシアでの二輪車ビジネスは、1957年に文秀有限公司(以下、BSW)が二輪完成車の輸入を開始したことから始まる。1969年に技術提携契約を締結し、現地での二輪完成車組み立てを開始。
2008年には顧客の満足度向上とさらなる効率化を目指し、マレーシアでの二輪事業の生産と販売機能を集約して合弁会社BSHを設立した。そして、マレーシアにおけるホンダ二輪事業開始60周年となる今年、現地生産は累計500万台に達した。
BSH会長 ダトー・スリ・ロー・チェン・イェン氏のコメント
「文秀グループは60年にわたってホンダとの強固なパートナーシップを築いてきました。さらに、革新的かつ信頼性の高い二輪車をお客様にお届けするという共通のビジョンを掲げています。マレーシア経済と共に成長を遂げてきたこのパートナーシップを通じて、BSHはこれからもマレーシア経済への貢献を続けていきます」
本田技研工業株式会社 代表取締役副社長 倉石誠司氏のコメント
「この度、マレーシアで二輪事業60周年を迎えるとともに、現地での累計生産500万台を達成したことを、大変うれしく思います。このマイルストーンが文秀グループとホンダのビジネスを新たな段階に導くものと確信しています。私たちは今後も、モビリティーとお客様の生活をさらに楽しく豊かにする二輪車を作り続けていきます」
BSH社長兼最高経営責任者(CEO)長田展英氏のコメント
「マレーシアのお客様のご支援のおかげで、ホンダのマレーシアにおける二輪車生産は、今年、累計500万台を達成することができました。お客様の日々の暮らしを豊かにし、運転の楽しさを味わってもらいたいという創業者たちの情熱は、ホンダの出発点として従業員たちに受け継がれています。BSHは、ますます魅力的な商品を提供し続けていくことをお約束します」
【マレーシアでの二輪事業の歴史】
1957年 BSWがホンダ二輪完成車の輸入販売を開始
1969年 マレーシアで二輪車生産を開始
1986年 累計生産100万台を達成
1999年 累計生産200万台を達成
2007年 累計生産300万台を達成
2008年 BSHを設立
2011年 累計生産400万台を達成
2017年 マレーシアにおけるホンダ二輪事業60周年および累計生産500万台を達成
【Boon Siew Honda Sdn. Bhd. 概要】
設立:2008年9月
本社所在地:マレーシア ペナン州
資本金:250万マレーシアリンギット
出資比率:本田技研工業株式会社 51% オリエンタル ホールディングス 49%
代表者: 社長 長田 展英
事業内容:二輪完成車、部品の製造、販売
生産能力:30万台/年
生産機種:RS150R、Wave125i、Wave Dash、Waveα、EX-5、PCX、BeAT、MSX125
従業員数:655名(2017年11月末時点)