代表取締役社長 八郷隆弘氏は、二輪車に関してプレスカンファレンスで次のようにコメントをしている。
「(前略)“生活の可能性が広がる歓び”、その思いを込めたモデルは国を超え、時代を超えて時代を超えて、広がってきました。それをもっとも象徴するのがスーパーカブシリーズの世界、生産累計1億台達成です。約60年前に誕生し世界中のお客様にご愛用いただき、今ではホンダで一番ロングセラー商品となりました。今回はエポックメイキングな各プロセスに加え、クロスカブや(スーパーカブの)125ccモデルなど新しい提案をしています。また1975年の登場以来、時代ごとに変化するお客様に最新の技術で応え、進化を続けてきたフラッグシップ、ゴールドウィングも今年フルモデルチェンジをします。圧倒的な爽快感はそのままに、さらに快適性を向上させ、パートナーとしてお客様の生活をより豊かにするモデルとなりました。(中略)ホンダは従来より“カーボンフリー社会”の実現に向けて様々な技術、商品の開発に取り組んでいます。なかでも二輪車においては、ホンダがCO2削減をリードすべく、いち早く4ストローク化、FI化をすすめ、ガソリン車のさらなる(CO2などの)低減化にも取り組んでまいりました。そして現在は電動化商品の開発を進めています。本日はグローバルで好評のスクーター、PCXをベースとした“PCXハイブリッド”、“PCXエレクトリック”を展示しています。この両モデルは来年発売を予定しており、市場の多様なニーズや、二輪車が今後どうあるべきかをお客様に提案しています。(中略)ここからは未来のモビリティを紹介します。まず最初に紹介するのは“ライディングアシストe”です。ライディングアシストeはロボティクス研究で培ったホンダ独自のバランス制御技術を二輪車に投入した実験車です。マシン自身がバランスを保ち、低速走行時や停止時の転倒リスクを軽減することで、二輪車による生活をより安心で楽しいものにする提案です。(以後略)」
この他に、ホンダブースでは、厳しい排ガス規制によって、今年9月惜しまれながら生産終了を迎えた「モンキー」に125ccエンジンを搭載したコンセプト車「モンキー125」や、初代スーパーカブ「C65」を彷彿とさせるコンセプト車「スーパーカブC125」などが初公開された。これら2車種は来場者の反響次第では市販化も視野に入れていると、関係者は話している。
・以下プレスリリース