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小野寺気象予報士が揃えてきた、在宅避難を想定した「防災グッズを初めて買う人向けの基本の備蓄セット」。小野寺予報士自身が2011年に東日本大震災を現地で経験したこともあり、その時の経験をもとに準備しました。
衛生用品として準備した中でも「歯磨きシート」は特におすすめなアイテムで、断水になってしまった時でも口腔内の清潔を保つことができます。また、寒い季節は足元が冷え、暖房が止まってしまった環境下では靴下を2枚履いて寒さをしのぐこともあったそうなので、特にこれからの季節は、保温機能がついている靴下があると安心です。
最後に、実際に小野寺予報士が震災を経験した際に便利だったアイテムが「タッチ式のLEDライト」です。防災グッズとして懐中電灯がよく挙げられますが、室内で過ごす際には光が広がるLEDライトを使うことで室内全体を明るく照らすことができたそうです。
今回は予算1万円での購入だったので限られたアイテムとなりましたが、実際に備蓄をする際は、最低3日分の食べ物・飲み物が必要といわれています。1人あたり1日3リットルのお水や9食分の食事を目安に準備しましょう。
安齊気象予報士が揃えてきたのは、女性特有のアイテムを揃えた防災セット。いざというときにさっとバッグに入れられるように、少し大きめのポーチに収まるグッズを用意しました。基本の防災グッズは既にある想定で、プラスアルファで用意しておきたいグッズです。
まず気になるのが「簡易ポンチョ」。これは黒など色が濃く、透けないポンチョであることが大事なのですが、避難所生活で人がたくさんいる中、ポンチョで覆い隠すことで人目を気にせず着替えることができます。
安齊予報士がおすすめするのが「ブラトップ」。避難所で下着を干すのが気になるときも、黒いブラトップならあまり気にすることなく干すことができるのではないでしょうか。また、災害時には流通がストップしてしまうということもありますので、生理用品などの衛生用品は日頃から備蓄しておくと安心です。
そして女性の防災グッズとして大事なのが「防犯ブザー」。避難所生活に限らず、災害時には女性を狙った犯罪が起きることも少なくありません。自分の身を守るためにも防犯ブザーは用意しておきましょう。
今回、1万円という予算の中だったため揃えられなかったものとして、安齊予報士が挙げたのはスキンケアグッズやメイクグッズ。災害時はまず身の安全を守ることが何より大切ですが、その後の避難所生活を安心して過ごすためには、いかにQOLを高められるかという点も重要です。予算1万円では買いそろえられませんでしたが、日頃お使いのスキンケアグッズも避難用に持ち出せるようにしておくと良さそうです。
動画解説:安齊理沙、小野寺那智