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雨は空にふわふわと浮かぶ雲から降ってきます。
雲は、水分を含んだ空気が空高くに持ち上げられて、高い空で冷やされてできたものです。
雲は小さな水の粒や氷の粒がたくさん集まってできています。
この雲の中の粒が雨の元になりますが、雲の粒が小さくて軽いうちは落ちてくることはありません。
というのも、雲のできる場所というのは下から上に空気が流れる「上昇気流」があります。
上昇気流によって雲は支えられて、空に浮かんでいるんです。
雲の中では、水の粒や氷の粒が上がったり下がったりをくりかえすことで、ぶつかりあってくっついていきます。
そうすると、雲の粒ひと粒ひと粒がだんだん大きく、重たくなっていきます。
そして上昇気流では支えきれないほど大きくなると、「雨」として落ちてくるのです。
雲の粒は直径がおよそ0.01mmです。
雨の粒はその100倍、およそ1mmもあります。
空に浮かぶ雲の粒に比べて、空から降ってくる雨の粒は大きくて重いんです。
今回は雲と雨の仕組みについて、分かりやすく簡単に解説しました。
これらのことを思い出しながら、ぜひ空の雲を観察してみてください。
動画解説:石榑亜紀子