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共通テストの問題で行った方法は「多く存在する日曜日のうち、その中から300日分の日曜日の天気概況を調べ、標本平均を計算し、晴れる確率の95%信頼区間を求める」というものでした。
「95%信頼区間」とは、300個の日曜日を抽出するという作業を100回行ったとき、実際の晴れる確率を含む信頼区間が95個程度できるという意味です。今からお見せする計算した日曜日に晴れる確率も、そのような意味を表しています。
日曜日に晴れる確率を正確に求める場合は、とんでもなく大きい数の日曜日の天気概況を調べる必要がありますが、統計学により、それよりかなり少ない数で、ある程度結果を推測できます。
こちらが計算で求めた、日本各地の日曜日に晴れる確率です。今回は「お昼の天気概況」を使用しているので「お昼にずっと晴れている確率」となります。「地域によってこんなに晴れの確率変わるの?」「結構低くない?」など、意見は様々だと思います。
北海道・東北・北陸の人にとって、晴れの日曜日にお出かけするのがどんなに幸せなことなのかよく分かりますね。お昼にずっと「晴れ」である確率は20%にも満たないのです。一番高い広島、高知、鹿児島でも21~31%です。日曜日にずっと晴れている確率は、思ったよりは低いと思いませんか?
こちらは、日本各地の春(3~5月)の日曜日に晴れる確率です。一見晴れている日数が多そうな春のみを抽出しても、晴れになる確率はそんなに変わりません。もしかしたら「お花見の日に限って曇りや雨になりやすいのだけど!」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも統計上、晴れになる確率はあまり高いとは言えなさそうです。
天気予報で日曜日に「晴れ予報」が出ていたら、それは思ったよりレアなことかもしれませんので、すぐお出かけを計画しても良いかもしれません。
しかし、実際の天気予報はもちろん、tenki.jpをご活用ください。当たり前ですが、天気予報は、統計だけでは行っておりません。特に春は天気が変わりやすいと言われますので、tenki.jpで常に最新の天気予報をご確認ください!
動画解説:植田純生