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冬のジョギングに最適な服装を選ぶときのポイントを男女別にご紹介します。
■冬のジョギングに適した服装の選び方【男性編】
男性が冬にジョギングする際の服装は、アウター×長袖Tシャツ×ロングパンツが基本となります。アウターは防風性の高いウインドブレーカーなどを選ぶと、冬の寒風や、走っている間の風を軽減できます。
インナーは吸湿速乾タイプの長袖Tシャツを着用するのがおすすめ。走っている間に体は温まってくるので、厚手のものを選ぶ必要はありません。
体が温まるまでの冷えが気になる場合は、長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを重ね着し、その上からアウターを羽織ると、保温性がアップします。その場合、下に着る長袖Tシャツはフィット性の高いものを選びますが、上に重ねる半袖Tシャツはややゆとりのあるサイズにすると、動きの邪魔になりません。
ボトムスもインナー同様、吸湿速乾性に優れたものを選ぶと、汗による蒸れを予防できます。できれば、足のラインにぴったりフィットするデザインのボトムスを選んだ方が、足を動かすときの摩擦が少なくなり、よりパフォーマンスを高められます。
足さばきを重視したいときは、ハーフパンツにサポートタイツの組み合わせがおすすめです。
■冬のジョギングに適した服装の選び方【女性編】
女性のジョギングスタイルも、基本は男性と同じで、アウター×長袖Tシャツ×ロングパンツが定番です。
アウターは防風性重視で選びますが、冬でも紫外線は降り注いでいますので、気になる人はUVカット加工が施されたものを選びましょう。インナーは吸湿速乾機能に長けた長袖Tシャツを着用し、必要に応じてその上からややゆったりめの半袖Tシャツを合わせます。
また、男性よりも筋肉が少ない女性は下半身が冷えやすい傾向にあります。特に冷え性の自覚がある女性は、水分(汗)を吸収した際に熱を発する吸湿発熱素材のボトムスを選んだ方がよいでしょう。
ロングパンツの代わりに、ハーフパンツまたはスカートにサポートタイツを合わせてもOKですが、スカートを着用するときは足が前後に動きやすいデザインのものをチョイスするのがポイントです。
冬のジョギングの服装を選ぶ際に意識しておきたい注意点を3つご紹介します。
■1. 防寒対策は念入りに行う
走り出す前や走り出した直後はまだ体が完全に暖まっていないので、冷えを感じやすくなります。寒さで筋肉が強ばっていると、走っている間の負担が大きくなり、ケガや故障の原因になってしまうことがあります。
事前にしっかりウォーミングアップを行っておくことはもちろん、服装も防寒を意識したコーディネートにするのがポイントです。具体的には、風を通しにくい素材・作りのアウターを選ぶ、吸湿速乾性のインナー・ボトムスを選ぶ、帽子やネックウォーマー、手袋を身につけるなどしましょう。
帽子は通気性の良いメッシュ素材のものを選ぶと、保温性を維持しながら、内部の蒸れを予防することができます。手袋も防風性に長けたものを選ぶのがおすすめですが、走行中にスマホやランニングウォッチを操作する場合は、タッチパネル対応のものや、指先が外れるタイプの製品を選ぶと便利です。
ネックウォーマーは汗をかきやすい首元に装着するものなので、吸湿速乾性が高いものを選びましょう。
■2. 必要以上の重ね着、厚着はNG
ジョギング時の服装はただ暖かければ良いというわけではなく、動きやすさも重視しなければなりません。
必要以上に重ね着したり、厚手の物を着用したりすると、動きの邪魔になってパフォーマンスが落ちる可能性があります。レイヤリングは多くても3枚に留め、一枚一枚の生地が厚くなりすぎないよう配慮しましょう。
■3. 事前に気温や湿度を調べておく
同じ季節の同じ時間帯でも、日によって気温や湿度が異なる場合があります。思った以上に暖かかったor寒かったなどのミスマッチが起こらないよう、事前に気温や湿度をしっかりチェックし、その日に適した服装を選ぶようにしましょう。
冬にジョギングを行うときの服装は、寒さを防ぐ工夫を採り入れるのはもちろん、汗対策もしっかり行うことが大切です。吸湿速乾タイプの長袖Tシャツやボトムスを着用し、汗をかいても蒸れにくく、快適に走り続けられるスタイルを意識しましょう。
また、アウターは軽量で動きやすく、風を通しにくい素材の物を選ぶのがポイントです。必要に応じて手袋やネックウォーマー、帽子などの小物で体温調節すれば、ジョギング中に冷えや寒さに悩まされにくくなるでしょう。
走り始める前にはその日の気温や湿度をチェックし、環境に応じたコーディネートにまとめることも大切です。
天気予報専門メディア「tenki.jp」では、その日の予想気温などに適したコーディネート例を提案する「服装指数」をWeb上で無料公開しています。服装指数はエリア別、時間帯(朝・昼・夜)別に掲載されていますので、走る場所や時間帯に合わせてご活用ください。