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ランニングを始める理由が、体力や筋力を上げるためだけなら、わざわざ朝早く起きて走る必要はありません。むしろ時間を確保しやすい、仕事後の時間のほうが向いているかもしれません。それでも朝ランをおすすめするのは、朝のランニングだからこそのメリットがあるからです。
たとえば、朝ランをすると毎朝の目覚めがよくなります。これは朝起きてすぐに太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされるためです。体内時計がリセットされると夜に入眠しやすくなり、眠りの質が向上するので、結果的に目覚めも良くなるというわけです。
さらに体内時計がリセットされることで、仕事中に眠くなるのを防いでくれます。そうなると自然と仕事がはかどりますし、気持ちよく働けるので気持ちもどんどんポジティブになっていき、心身ともに健康的になります。
これだけのメリットがあるなら、やってみたくなりますよね。ただ、大切なのは継続すること。どのようにすれば朝ランを継続し、習慣化できるのかについて詳しくご紹介していきます。
朝ランは1回だけでも気持ちよいものですが、人生を変えるような体験にしたいなら、継続していく必要があります。ここでは、どのようにすれば朝ランを継続できるのか、その5つのコツをご紹介していきます。
●前日にしっかりと眠る
朝ランを続けるコツとして、1番大切なのは「しっかりと寝る」ということです。睡眠時間を確保できていないと、そもそも朝ランの時間に起床できません。無理に起きて走り出しても、ストレスになるだけですので、夜ふかしをやめて、毎日早めの就寝を心がけてください。
●できるだけゆっくり走る(距離やタイムを気にしない)
朝ランは走るスピードを気にせず、むしろできるだけゆっくり走りましょう。まだ頭も体も起きていない状態で走り出すので、無理に負荷をかけるのはNGです。どれくらい走ったとか、どんなペースで走ったかとか考えず、自分がリラックスできるペースで気持ちよく走りましょう。
●走れなかったことに罪悪感を持たない
もし寝坊して走れなかったとしても、罪悪感を持たないようにしましょう。走れなかったことで誰かを傷つけるわけでも、迷惑をかけるわけでもありません。なんらかの理由があって走れなかったときには「そういう日もある」くらいに考えてください。
●朝起きてすぐに走り出す
朝ランを継続するために重要なのは、「考える時間を与えない」ことです。準備運動や補給は省いてしまって、起きたらすぐに走りに出かけましょう。そうすることで「起床→着替え→ランニング」といった流れを習慣化でき、朝ランが生活の一部になります。
●ご褒美を用意する
走って戻ってきたときのご褒美を用意するのもおすすめです。私の場合は缶コーヒーをご褒美にしていますが、ちょっとしたお菓子などでも構いません。これがあるからがんばれるというものを用意しておくことで、ポジティブな気持ちで朝ランに出かけられるようになります。
朝ランをするときに気をつけてもらいたいのが、朝から全力で走らないということです。ほとんどの人が、朝ランの後に仕事が控えているわけですから、ここで追い込むようなランニングをすると、仕事に集中できなくなります。
そうならないためにも、毎朝30分を目安に走るようにしてください。もちろん多少は前後しても構いませんが、走る時間が長くなると、それだけ睡眠時間が短くなります。睡眠時間を削ってまで走ることに意味はありません。
健康のために大事なのは、まずしっかりと寝ること。十分な睡眠時間を確保できた次のステップが朝ランです。30分の朝ランだと、シャワーを浴びる時間も合わせて1時間くらい早起きする必要があります。1時間睡眠時間を削るのではなく、1時間早く就寝してください。
いきなり生活リズムが変わるので、慣れるまでは大変かと思いますが、2週間も続ければ、心身ともに朝ラン効果を実感できるようになるはずです。充実した秋にしたいのであれば、ぜひ明日から朝ランを始めてみましょう。