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テンプラはドライバーショットの際に、ボールが高くに上がってしまうことです。真っ直ぐ飛んでも飛距離が出ず、ドライバーのクラブヘッド上部のクラウンと呼ばれる箇所に傷がついてしまいます。
もうお気づきの方もいるかもしれませんが、テンプラの語源は食べ物の天ぷらが由来と言われています。ボールが「上がる」と天ぷらが「揚がる」のを掛けて、ボールを打ち上げてしまうミスのことをテンプラと呼ばれるようになったようです。初心者がやってしまうミスショットの代表格です。
テンプラが起こってしまうのは、ドライバーショットを打つときに、ヘッド上部のクラウン付近に当たってしまっていることが原因です。テンプラを起こしてしまう原因はいくつか考えられます。
■原因 1. クラブの入射角度が鋭角になっている
正しいスイングができておらず、クラブの入射角度が鋭角になってしまい、ボールがヘッドのクラウン付近でインパクトしてしまうと、テンプラが起きてしまいます。正しいスイングをしている場合、ヘッドのフェースがボールに当たります。
■原因 2. 体重移動がうまくできていない
ダウンスイング時の体重移動がうまくできていない場合も、テンプラを起こしてしまう可能性が高いです。右利きの場合、左に突っ込んで体重移動しすぎてしまうとテンプラが起きてしまいます。体重移動時に頭の位置がボールの位置に動いてしまったり、バックスイングで体が右に流れてしまうスウェーを起こしてしまって、結果的にテンプラを起こしてしまうのです。
■原因 3. スイング時に体が上下しすぎている
スイング時は体が多少上下してしまいますが、上下しすぎている場合、テンプラを起こしてしまう可能性があります。バックスイング時に体が起き上がってしまう癖がある場合、フォアスイングをするときに、体を沈み込ませている可能性が高いです。体が沈み込んでしまうと、インパクトの際にクラウン付近にボールが当たりやすくなってしまいます。
■原因 4. ティーの高さ
ドライバーショットではボールをティーアップしてショットを行いますが、ティーが高すぎるとボールの位置が高くなり、クラウン付近にボールが当たってしまいます。初心者のうちは最適なティーの高さがわからず、ティーを高くしすぎてしまっている可能性が高いです。
テンプラは初心者に多いミスですが、プロのゴルファーでもテンプラを起こさないように予防をしています。すぐに実践できる予防方法を紹介しますので、テンプラを起こさないように対策しておきましょう。
■ベストなティーの高さにする
初心者でテンプラを起こしてしまう人に多いのが、ティーを高くしすぎてしまうということです。テンプラの原因でも解説しましたが、ティーが高すぎると、インパクト時にクラウン付近にボールが当たりやすくなってしまいます。
ティーアップしたときにボールの4分の1か半分くらいが、クラウンよりも高くなるのがベストなティーの高さです。ティーの高さだけでテンプラが予防できるわけではなく、フォームの改善も行わなければなりませんが、ティーの高さを少し低くしてみるとテンプラを起こしてしまう確率が下がります。
■ボールの後ろを見るイメージを持つ
アドレス時にボールの真上ではなく、後ろ側を見るイメージで構えましょう。頭の位置はボールの真上にあるのが鉄則ですが、ボールの後ろを見るイメージでアドレスをして、インパクトさせるまでボールの後ろをしっかりと見るようにしてください。こうすることでボールが目で捉えられるので、しっかりフェースに当てられるようになります。頭の位置が動くとフォームが崩れてしまうので、あくまで位置を変えずにボールの後ろ側を見るようにしてください。
■体重移動を意識する
インパクト時に利き足に体重が残りすぎている場合は、正しいスイングができていません。正しいスイングではインパクト時に利き足とは反対に体重が乗ります。素振りの練習をして、トップで利き足、インパクト時に利き足と反対の足に体重がスムーズに移動できることを目指しましょう。
テンプラは、初心者なら一度は起こしてしまうであろう失敗のひとつです。色々な原因がありますが、まずはティーの高さと現在のスイングを意識してみましょう。ただティーを低くするのはあくまで応急処置です。上達するためには必ずスイングも見直して、正しいスイングを身につけるようにしてください。
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