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もともと紳士のスポーツとして広まったゴルフは、ほかのスポーツと比べるとドレスコードが厳しいです。ゴルフウェアもいろいろなデザインのものがあり、襟なしのトップスも増えていますが、ゴルフマナーでは原則襟なしはNGとなっています。
ただ最近はゴルフメーカーがカジュアル路線のゴルフウェアを作っていることもあり、襟なしのゴルフウェアも多いです。特に若い世代向けのウェアではヘンリーネックやモックネックという襟なしのゴルフウェアが増えています。この背景には若者のゴルフ離れがあります。若い世代でもファッショナブルにゴルフが楽しめるようにウェアがデザインされているのです。実際に襟なしのトップスに限らず、ゴルフのドレスコードは全体的に緩くなってきています。
それに倣うように、襟なしのゴルフウェアをOKとしているゴルフ場も増えてきています。しかし伝統的なゴルフ場など、ドレスコードが厳しいゴルフ場に襟なしのトップスを着ていくと、ラウンドさせてもらえません。
ちなみにトップスは襟あり・袖ありがゴルフマナーに則ったゴルフウェアです。ゴルフのラウンドに出る前に、ゴルフ場が襟なしでもOKにしているのかチェックしておきましょう。
原則的には襟なしがNGといっても、襟なしのウェアが売られているのですから「できれば襟なしのゴルフウェアが着たい」という方もいるでしょう。どんなケースならゴルフウェアを着てもいいのでしょうか。
■ゴルフ場が襟なしをOKにしている場合
最近はゴルフの敷居を下げるために、ドレスコードを緩くしているゴルフ場も増えています。ゴルフ場が襟なしのゴルフウェアでのプレーをOKとしているのであれば、襟なしを着てもOKです。
ただ必ずしもホームページなどに細かいドレスコードが書かれているわけではありません。現地に行ってから「襟なしはダメです」と言われないように、事前に問い合わせておきましょう。
■冬場でゴルフ場がハイネックをOKにしている場合
基本的には襟なしをNGとしているゴルフ場でも、冬場はハイネックやタートルネックに限り襟なしでもOKとしているところは多いです。ハイネックやタートルネックの首の部分を襟とみなすかは意見が分かれるのですが、襟とみなしているゴルフ場もあります。ゴルフ場のホームページに「ハイネックもしくはタートルネック可」と書かれているのであれば、それらを着用してもOKです。
■プロゴルファー
襟なしNGのはずのゴルフ場なのにプロゴルファーが襟なしを着用していることがあります。テレビで試合を見ていても、襟なしを選んでいるプロゴルファーは多いです。これはプロゴルフの試合がゴルフ場を貸し切って行う興行で、ウェア契約を結んでいるスポンサーが影響しています。
LPGAのウェア規定では「ゴルフ用にデザインされたTシャツはOK」となっており、メーカーが用意しているウェアならば着用していいことになっているのです。
プライベートのゴルフは貸し切って行うわけではありませんし、メーカーとの契約もありません。ただし、いくらプロが襟なしを着てラウンドしていたコースだとしても、コース側が襟なしをNGとしているのであれば襟なしは着用できないため、注意してください。
ゴルフウェアをどう着こなすかもゴルフの楽しみの一つです。季節ごとのゴルフウェアの着こなし方を紹介します。
■春・夏
暖かい春や暑い夏はアンダーシャツにトップス1枚が定番です。ドレスコードが厳しいかどうか確認するのが面倒なら、ポロシャツを選びましょう。最近はおしゃれなデザインのポロシャツも多いです。色使いを工夫して、季節感を出した着こなしを楽しんでください。
春はまだ肌寒い時期もあります。長袖のポロシャツやシャツにベストを合わせるなど、気温をチェックしてウェアを選びましょう。重ね着をしても襟が見えていればOKです。
■秋・冬
秋・冬は防寒対策をしておくこともゴルフを楽しむうえで重要なポイントです。襟付きのものを選ぶ場合でも、上からニットを重ねたり、ウィンドブレーカーを用意しましょう。また襟付きのトップスの上にネックウォーマーをつけるのはOKです。ネックウォーマーを差し色にするのもおしゃれです。
ハイネックやタートルネックがOKなゴルフ場なら、冬場はハイネックやタートルネックが活躍します。首を温めているだけでも体感温度が変わってくるので、ニットやブルゾンと上手に合わせましょう。
ゴルフウェアのカジュアル化が進んでいますが、ゴルフの正式なマナーでは襟なしはNGです。迷ったら襟ありのウェアを着ていれば間違いありません。襟なしを着たい場合はゴルフ場に確認してください。
ゴルフウェアはその日の気温によっても選ぶアイテムが変わってきます。ぜひtenki.jpの全国のゴルフ場の天気でゴルフ場の最高気温と最低気温をチェックして、快適にゴルフを楽しめるウェアを選ぶとよいでしょう。