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実は1月は、世界で最初のボーイスカウトが結成された月。そんな今日は、ボーイスカウトについてご紹介します。
1月24日は、世界で最初のボーイスカウトがイギリスで結成された日です。結成した人物は、退役軍人のベーデン=パウエル卿。パウエル卿は、野外活動やゲームを通して、自立心や協調性、リーダーシップを子どもたちに身に着けさせることで、社会に役立つ人間を育てようと考えていました。そんな彼は、1907年のイギリスのブラウンシー島で、20人の少年たちとキャンプを行います。そのキャンプこそが、ボーイスカウトのはじまりとなったのです。その時の体験を基に記した『スカウティング・フォア・ボーイズ』は、ボーイスカウトのバイブルとなり、今なお世界中の多くの人々に愛されています。
ところで、ボーイスカウトの「スカウト」がどういう意味かみなさんはご存知でしょうか?スカウトとはもともと「斥候」を意味する言葉です。優秀な斥候であったパウエル卿は、「自ら率先して幸福な人生を切り開き、社会の発展に貢献する人」こそ少年たちが目指すべき人物だと説きました。このことから、スカウトは斥候というよりも「先駆者」という意味で使われています。
スカウトにはこういう意味があったんですね。
ボーイスカウトと聞いて、みなさんはどんな方が参加しているのを思い浮かべますか?小学生くらいの子を思い浮かべる人もいれば、大学生の青年を思い浮かべる人など、様々だと思います。
実は、ボーイスカウトは小学6年生〜中学生までの子たちのことを言うんだそうです。それでは、他の年齢の人たちはどんな風に呼ばれているのでしょうか?
◾︎ビーバースカウト:小学校1年生の4月から
◾︎カブスカウト:小学校3年生の4月から
◾︎ボーイスカウト:小学校6年生の4月から
◾︎ベンチャースカウト:高校1年生の4月から
◾︎ローバースカウト:18歳から25歳まで
このように、一言でボーイスカウトと言っても、呼び名も違えば各段階の目標も違います。
たとえば、ビーバースカウトの時の目標のひとつが「みんなと仲良く遊ぶ」なのに対して、カブスカウトになると「みんなでルールを作って仲良く遊ぶ」となります。こうやって、徐々に協調性やリーダーシップ、自立心を育てていこうというわけなんです
今日はボーイスカウトについてご紹介しました。最近では国際的な大会が開かれるなど、大いに盛り上がっています。興味が湧いた方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
〈参考・参照〉
ボーイスカウト日本連盟