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キウイフルーツの原産国は中国ですが、その後、ニュージーランドで改良が進み、ニュージーランドの国鳥である「KIWI」に似ていることからこの名前が付けられました。
よく耳する「ゼスプリ」という名前は、ニュージーランドに本拠地を置くキウイフルーツの生産・販売会社。ゼスプリのキウイフルーツは、日本でも育てられており、ニュージーランドと同等の基準をクリアした高品質の国産キウイフルーツが市場に流通しています。
ヘイワード系
果肉がグリーンのキウイフルーツはヘイワード種のことを指します。甘味とともにしっかりとした酸味があり、熟すにつれ酸味が落ち着き、甘味が増します。
ゴールドキウイ
ゼスプリが開発・生産している品種で「ゼスプリ・ゴールド」と呼ばれます。果肉が黄色く、甘味が強いのが特徴です。
サンゴールド
2012年に販売が開始されたゼスプリの新品種。ジューシーかつ甘味と酸味のバランスが絶妙で、ヘイワード種とゴールド系を足して割ったようなキウイフルーツです。
香緑(こうりょく)
香川生まれのキウイフルーツ。一般的なヘイワード種に比べ大きな果実が特徴です。果肉はグリーンで、糖度18度以上の甘味が強い品種です。
香川県オリジナルの品種には、「さぬきゴールド」もあります。さぬきゴールドは、薄い黄緑色で、こちらも酸味が少なく甘味が強い品種です。
レインボーレッドキウイ
静岡県富士市で改良された品種。小振りでキウイフルーツの特徴である産毛がほとんどありません。果肉は黄緑色で種が含まれる部分が赤く、中心部は白色となっています。酸味が少なく甘味が強い品種です。
ベビー・キウイ
2~3㎝程度の大きさで、表皮が薄く産毛がないキウイフルーツです。皮周辺に酸味があるため、皮とともに食すと味にしまりを感じます。アメリカやチリからの輸入が多いのですが、国内では山岳地域に自生しています。
キウイフルーツ特有の成分が「アクチニジン」です。アクチニジンはタンパク質分解酵素で、肉や魚などのタンパク質を分解し消化を助けてくれます。その他の栄養素についてもご紹介しましょう。
◎ビタミンC、Eが豊富
ビタミンCの含有量はレモンやみかんより多く、風邪予防や疲労の回復、肌荒れなどへの効果が期待されています。
また、ビタミンEも豊富で、体内の活性酸素を減らす効果に期待が持てます。
◎カリウムが豊富
体内のナトリウムを排出する働きがあり、高血圧予防に期待が持てます。
◎食物繊維が豊富
キウイフルーツ1個にバナナ3本分の食物繊維が含まれており、現代人が不足しがちな食物繊維を補うのにぴったりです。整腸作用が高く、便秘予防に期待が持てます。
◎葉酸が豊富
造血ビタミンと呼ばれる葉酸が多く含まれ、貧血を防止する効果に期待が持てます。葉酸は調理で失われやすいため、そのまま食べられるキウイフルーツは葉酸の摂取にもってこいです。
―― キウイフルーツは追熟する果実のため、少し硬いかなと感じるときは常温で保存しておきましょう。りんごやバナナと一緒にビニル袋に入れておくと、りんごやバナナが出すエチレンの効果で早く食べごろになります。