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あれだけ汗をかいたのだから少しは痩せただろう……と期待をもっていた人も多いかもしれません(笑)。ところが、予想とは違って、体重がまったく変化していないことにがっかりした人も多いことでしょう。
実は、夏は痩せにくい季節といわれています。ダイエットをするなら秋がオススメなのですが、その理由とは一体……?
意外かもしれませんが、気温の低い秋、冬こそ基礎代謝が高まる時期なのです。それはなぜかと言うと、屋外の気温が低いと、人間は自分の体まで冷やさないよう体温を一定に保とうと熱を生み出すから。
一方、夏は冷房による低い気温と屋外の高い気温の温度差によって、体が緊張した状態になり血管が収縮してしまいます。すると血流も悪くなるため、みずからのエネルギーによって熱を生み出している秋のほうが暑い季節の夏よりも、ダイエットには効果的だといえるのです。
基礎代謝が高まっている秋にこそ、体を動かして脂肪を燃焼させたいもの。秋にダイエットを始めるメリットは、その過ごしやすい気候にあります。今年のように気温が連日35℃以上という異常な暑さの場合、普通に過ごすだけでも大変なのに、激しい運動をすると体にかかる負担が高まりかねません。
ダイエットに欠かせない有酸素運動を行うのに、秋の過ごしやすい気候は理想的です。ランニングは20分以上行って、ようやく効果が出るといいますが、涼しくなった秋ならば屋外で体を動かすことも可能になりますね。
「食欲の秋」という言葉があるように、秋のダイエットはおいしい食べ物の誘惑に負けそう……と思われがち。
ですが、秋の食べ物はダイエットに効果的な栄養素がいっぱい詰まっているメリットがあるのです。
例えば、サンマは脂が乗っていてダイエットには逆効果と思われそうですが、そんなことはありません。
魚の脂質は不飽和脂肪酸といわれ血中の中性脂肪やコレステロールを調整してくれるのです。さらに、サンマに多く含まれているDHAやEPAは必須脂肪酸が豊富で肥満解消効果が期待できます。
また、きのこもオススメです。きのこは食物繊維が豊富です。そのため、便秘の改善・予防や、血糖値の上昇を抑える効果が期待されます。さらに、低カロリーであり、いろいろな料理に使えるという便利さもうれしいポイントですね。
――夏が終わってしまったとあきらめることなく、ダイエットをしながら健康な体づくりを秋からスタートさせてみませんか?