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高額で売れるオオカミ犬は資金源として利用されていたのです。
警察が麻薬取引の通報を受け、捜査当局はカリフォルニア州のサン・ベルナルディーノを訪問し、所有者がウォルフィーと名付けたオオカミ犬を保護しました。出典:https://www.thedodo.com/wolf-dog-with-abusive-past-cant-stop-staring-into-his-rescuers-eyes-2009712045.html
メタンフェタミン。
日本ではあまり耳にすることのない名前ですが、いわゆる覚せい剤の一種です。
動物がこういった麻薬取引のために利用されるのはとても悲しいものです。
実際に麻薬を投与されるような形でないにしても、その資金源にされてしまう動物たちの気持ちを考えると、胸が痛みます。
お金の為だけに飼われていて、愛情をもらったことがあるのかさえ疑問です。
オオカミ犬はカリフォルニア州のロサンゼルスでは違法となる動物であり、救助できるのは救助隊に限られています。出典:https://www.thedodo.com/wolf-dog-with-abusive-past-cant-stop-staring-into-his-rescuers-eyes-2009712045.html
彼が保護されたのはオオカミ犬が禁止されているカリフォルニア州。
規則により個人の家に置くことができず、避難所に送られてしまうと3日以内に安楽死させられる可能性が高いのです。
皮肉なことに、ウォルフィーはオオカミというよりも犬でした。少ししかオオカミの血は混じってなかったのです。それなのにウォルフィーのオーナーは、彼をもっと価値のある犬にするためにオオカミの犬と名乗っていたのです。これがウォルフィーの身を危うくしてました。
日本にはこういった条例はないようですが、ロサンゼルスではあるのですね。
条例はその地で決められたものなので守らなければならないのはわかりますが、安楽死までしなければならないのでしょうか?
オオカミ犬だって普通の犬だって命は同じなのに、種類だけで生死が決まる。なんて非情なことでしょう。
そして、ほとんどオオカミの血が混じっていないのにウォルフィーのことをオオカミ犬だと言っていた元飼い主…。
オオカミ犬を飼っておいて、見つかれば安楽死させられる事実を知らなかったとは、どうしても思えません。
覚せい剤のお金の為だけで、高く売れれば犬の命などどうでもいいと思っていたのでしょう。
腹が立ちますし、ただ悲しいです。
ラッキーなことに、ウォルフィーはカリフォルニアにあるオオカミの避難所であるウルフマウンテンサンクチュアリですぐにケアを受けて命拾いをしました。出典:https://www.thedodo.com/wolf-dog-with-abusive-past-cant-stop-staring-into-his-rescuers-eyes-2009712045.html
その施設には犬の血など混ざっていない、純粋なオオカミしかいません。また、カリフォルニア州で青少年教育とエンパワーメントプログラムを運営している施設でもありました。
ウォルフィーを受け入れてくれる施設があって本当に良かったですね。
犬はいませんが、それでも安心できる場所があるだけで心から休むことが出来るでしょう。
ウォルフィーがウルフ・コネクション(オオカミのための施設)に到着して8か月ほど経った頃のことでした。彼の回復は順調かのように見えましたが、健康診断でレントゲンを撮ったときにBB弾の玉が写っていたのです。出典:https://www.thedodo.com/wolf-dog-with-abusive-past-cant-stop-staring-into-his-rescuers-eyes-2009712045.html
股関節に3つあることが分かりましたが、医療チームはそれだけではないと思いました。身体のもっと奥深くに多数あるのではないかと疑ったのです。可能性として最も高い理由は、誰かが彼を撃ったことでした。練習台にされていたのでしょう。
BB弾の玉で犬を撃つなんて、もう虐待ですよね。
逃げ惑って痛がっていたはずなのに、撃った人間はそれを見ても胸が痛まなかったのでしょうか?
生き物を練習台にするという考えが理解できません。
レントゲンを撮るまで気が付かなかったということは、それほど奥まで入り込んでたということですよね。
それも考えると、威力もすさまじかったのではないかと思います。
やはりどうしても理解できないひどい仕打ちです。