はじめに
栃木県にある島崎酒造。
実は、ヴィンテージの日本酒が販売されている、とっても珍しい酒造なんです。
今回はそんな島崎酒造の酒造見学の魅力をご紹介します♪
栃木県の見学できる「島崎酒造」とは?
島崎酒造は、那須岳山麓を望む那須烏山市にある酒造です。
1849(嘉永2)年創業の200年以上もの歴史を持っています。
那須岳を源泉とする那珂川(なかがわ)の伏流水を、地下から汲み上げて作った島崎酒造の看板商品・東力士(あずまりきし)を作っている蔵元です。
1970年から大吟醸を中心とした長期熟成酒の製造に取り組んでおり、様々な年代の熟成酒を取り扱っています。
洞窟の中の酒蔵を見学できる
島崎酒造では、第二次世界大戦末期に戦車を製造するために作られた、地下工場跡ををお酒の貯蔵庫として利用しています。
ちなみにこの場所は、実際は戦車を製造することなく、終戦を迎えたとのこと。
4~11月の土日祝日・GW・お盆であれば、予約なしに洞窟貯蔵庫を見学することができます。
ただし、事前予約をしておけば平日でも見学は可能。
洞窟のなかにある酒造を見学できるのは、とっても貴重ですよね!
どうしても解放日と予定が合わない方は、問い合わせてみてください。
ここでしか手に入らない洞窟熟成の蔵元限定ボトル
島崎には、たくさんの銘柄のお酒が販売されています。
そのなかでもおすすめなのは、やはり洞窟で貯蔵された蔵元限定ボトルです。
最高の熟成環境で丁寧に造られている円熟酒は、他では手に入りません。
特に大吟醸は、吟味されたお米と杜氏の技、そして厳選された酵母で作り出しているんだとか。
まろやかで、香りの高いお酒です。
飲みやすいので、日本酒ビギナーさんにもおすすめです。
冷やした方が美味しく飲めますが、冷やしすぎは禁物なのでご注意ください。
また洞窟酒造は、4月~10月の間までとなります。
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アニバーサリーに自分だけの特別な熟成酒を作ろう
島崎酒造では、洞窟の貯蔵庫で5年から最大20年の間、日本酒を貯蔵できるオーナーズボトルシステムがあります。
成熟することによって醸し出される風味と味わいは、格別です。
一定の温度帯を維持されていはいますが、季節の移り変わりによって微妙に変わる温度で、それぞれお酒に個性が現れるそうですよ。
また、オーナーズシステムに申し込むと、アニバーサリー用のラベルへの貼り替えサービスがあるのも嬉しいポイント。
あなたも特別な1本を作ってみませんか?
もちろん、オーナーズシステムをしていなくても、欲しい年代のお酒は買えます。
とはいえ、数に限りがありますので、気になるお酒があればお早めに。
詳しくは公式HPをご確認ください。
◆島崎酒造
住所:栃木県那須烏山市中央1-11-18
電話番号:0287-83-1221
営業時間:9:00~18:00/洞窟酒造見学10:00~16:00
定休日:1月1日
島崎酒造
おわりに
島崎酒造では、毎年3月中旬には「酒造まつり」が行われ、無料試飲ができます。
そのほかにもとってもお得な有料試飲や出店があり、酒造内の見学もできるなど盛りだくさん。
友達同士はもちろんのこと、恋人同士にもおすすめです。