はじめに
千仏鍾乳洞(せんぶつしょうにゅうどう)は、福岡県にある国の天然記念物に指定された鍾乳洞です。
純白の鍾乳石が美しいと評判の、千仏鍾乳洞の魅力と見どころをご紹介します。
福岡県の天然記念物「千仏鍾乳洞」とは
福岡県北九州市小倉にある「千仏鍾乳洞」は、平尾台という南北に11キロ、東西に2キロ、高さは400~600メートルに広がる、長方形型のカルスト高原にあります。
鍾乳洞内の長さは、実は正確な数値がわかっていません。
数千メートルあると考えられており、観光ができるのは照明設備のつけられた入口から900メートルの地点までとなっているんです。
福岡県の天然記念物「千仏鍾乳洞」の地形
千仏鍾乳洞は、幾千万年もの年月をかけて、カルスト台地に降り注ぐ雨水によって作られてきました。
鍾乳石や石筍、石柱が非常に発達している鍾乳洞で、推定数千メートルある内部のうち、入口から480メートルは靴のまま探索が可能ですが、その先は小川の中を歩いて進まなくてはなりません。
まさに、天然のアトラクションのようにして、楽しみながら探検します。
福岡県の天然記念物「千仏鍾乳洞」の見どころ
千仏鍾乳洞の入口には、大小30数個の鍾乳石が垂れ下がっています。
その光景は非常に素晴らしい眺め。日本ケイビンング協会から、日本一だと称賛されているほどなんです!
洞内には他にも、鍾乳石や石筍、石柱も前述した通り発達しているので、見る者の心を奪う光景が広がっていますよ♡
福岡県の天然記念物「千仏鍾乳洞」のグルメ
千仏鍾乳洞には、売店や食堂があり、そこではうどんや名物のカルスト饅頭が人気となっています。
1個100円とお手頃価格のカルストまんじゅうは、さつま芋の餡が入った素朴なスイーツ♡
10個以上購入すると、1個あたりが90円になるので、まとめ買いしてお土産にしたり、一緒に来た友達や家族とシェアしてもいいですね。
福岡県の天然記念物「千仏鍾乳洞」で散策する際の注意事項
千仏鍾乳洞は、年間通して気温が16度、水温は14度と一定です。
老若男女問わず観光しやすい場所なんです。
ただし、入口から480メートル以降の「奥の細道」と呼ばれるエリアでは、水の中を歩かなければならないので、心構えが必要となります。
また、「奥の細道」はその名の通り道が細いので、他の観光客と譲り合って進みましょう!
福岡県の天然記念物「千仏鍾乳洞」へのアクセス
千仏鍾乳洞へ車で向かう場合には、小倉南インターチェンジより約20分で到着します。
無料駐車場は100台まで停められます。
公共交通機関で行く場合は、小倉駅から日田彦山線を使って約30分で石原町駅に到着します。
石原町駅からタクシーを利用し、約20分です。
先仏鍾乳洞周辺の平尾台には観光タクシー「おでかけ交通」が定時運行していますので、タイミングがあえば利用してみてはいかがでしょうか?
◆千仏鍾乳洞
住所:北九州市小倉南区平尾台3丁目2番1号
電話:093-451-0368
定休日:なし
営業時間:
平日 9:00~17:00
土日祝 9:00~18:00
※ 但し、秋・冬季は日没まで
入洞料金:大人800円、高校生600円、中学生500円、小学生400円
◆おでかけ交通 平尾台タクシー(株)
電話番号:093-451-0201
営業時間:水曜に2便、土・日・祝日は4便運行(12月1日~3月21日迄運休)
※但し、3名以上の要請があれば臨時運行可能
福岡県の天然記念物「千仏鍾乳洞」周辺の観光スポット
千仏鍾乳洞のある「平尾台」も、国の天然記念物に指定・保護されており、景観を活かした自然体験公園となっています。
高原の中に石灰岩が数多く露出していて、それらが大きく丸みを帯びているんです。
色も純白で、羊の群れのよう……そのため『羊郡原』とも呼ばれているんですよ♪
ぜひ、素晴らしい景観を楽しんでみてくださいね。
おわりに
福岡県の天然記念物「千仏鍾乳洞」は季節を問わず、老若男女問わず楽しめるアトラクションのようなスポットです。
ぜひ、千仏鍾乳洞で洞窟探索を楽しみましょう!