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公園遊具マニアあさみん厳選! 沖縄でわざわざ行きたい遊具5【vol.2】




はじめに


街に潜む、昭和時代に作られた個性豊かな公園遊具。近年、それらのコンクリート製遊具は老朽化のため撤去されることが多く、年々数を減らしています。そんななか、沖縄県には変わった形の公園遊具がまだまだ数多く現存しているんです。今回は今のうちに見ておきたい、沖縄の公園遊具をご紹介します。

Text&Photo: あさみん(公園遊具マニア)
これぞ沖縄! リアルなシーサーの公園遊具(宜野湾(ぎのわん)市)

これぞ沖縄! リアルなシーサーの公園遊具(宜野湾(ぎのわん)市)


宜野湾(ぎのわん)市には、いかにも沖縄らしい巨大なシーサーの公園遊具があります。色・形ともにリアルなシーサーが再現されていて見事。体の色々な場所から中に入れて、力強く突き出した左前足と右後ろ足が滑り台になっています。大きく開けた口から顔を出せば記念撮影にピッタリ。遊具の中は迷路のようになっていて、見た目にも機能的にも楽しめます。


◆シーサー児童公園
住所:宜野湾市大山6丁目6-44-8
那覇空港近くの瀬長島にカニが出現。(豊見城市)

那覇空港近くの瀬長島にカニが出現。(豊見城市)


那覇空港を飛び立つ飛行機が間近に見える瀬長島。沖縄本島から600mほどの瀬長島海中道路でつながった離島のため車で行けますし、風光明媚で静かな島として大人気です。

そんな瀬長島にある野球場のそばには、リアルなカニの遊具があります。カニの下にはテーブルとイスが並び、休憩するのにもちょうどいい。そばにはカニの形の水飲み場(カニの脚に蛇口が付いている)まであり、こちらもリアルな再現度です。気持ちのいい景色と合わせてのんびり楽しんで。


◆瀬長島カニ公園
住所:豊見城市瀬長174
アクセス:那覇空港から車で約15分 大迫力のドラゴンが全身を使って遊具に変身(浦添市)

大迫力のドラゴンが全身を使って遊具に変身(浦添市)


浦添市にある公園には、公園の大部分を占拠する大迫力のドラゴンが鎮座。その体には、鉄棒やブランコ、滑り台が、口にはターザンロープが搭載され、全身を使った巨大な複合型遊具となっています。その表情も愛くるしく、一度見たら忘れられない印象的な姿は、わざわざ見に行きたいB級スポットです。


◆浦添ドラゴン公園
住所:浦添市前田3丁目7-17 リアルな草食恐竜とたまごが鮮烈!(那覇市)

リアルな草食恐竜とたまごが鮮烈!(那覇市)


那覇空港そばの住宅街にある具志宮城東公園には、巨大な恐竜の遊具がいます。恐竜の体の中にはうんていが潜み、長いしっぽは滑り台に。恐竜の足元には、今にも生まれそうな恐竜のたまごのオブジェまで作られ本格的です。恐竜好きの方なら大興奮間違いなし。


◆具志宮城東公園
住所:那覇市具志3丁目16-18 歴史に思いを馳せる沖縄版の獅子舞(八重瀬町)

歴史に思いを馳せる沖縄版の獅子舞(八重瀬町)


友寄(ともよせ)という町にある公園には、友寄獅子舞という沖縄版の獅子舞をかたどった公園遊具があります。友寄獅子舞とは、琉球王朝時代に天然痘が流行った際、魔除けの神様として作られたのが始まりで、現在でも毎年旧暦の8月15日の夜に舞うことで知られる伝統文化です。遊具自体は前足のあたりから階段を登り、胴体を滑るだけのシンプルな作りのものですが、見た目はほかの公園遊具に並ぶほどインパクト大。


◆友寄馬場公園
住所:島尻郡八重瀬町字友寄27

おわりに


沖縄にある公園遊具はどれもダイナミックに作られ、その一つひとつがほかでは見られない、琉球文化を感じる一点ものばかり。公園遊具だけにスポットを当てて県内を回っても充分楽しめるボリュームです。定番の観光スポットと合わせて、ぜひ堪能してみてください。

◆あさみん
地元名古屋を中心に、全国の名所からおもしろいもの、珍しいもの、くだらないものが好きな公園マニア。『コンクリート動物百景』(八画文化会館)著。」



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