はじめに
川崎市川崎区内の京浜工業地帯にある「夜光運河」。
この運河は夜になると夜景がきれいに見えるスポットとして人気を集めているんです。
屋形船に乗って工場の周りを鑑賞できるツアーもある、「夜光運河」の魅力をご紹介します。
夜光運河の「夜光」とは？
夜光運河は、神奈川県川崎市にある京浜工業地帯の南側にある埋め立て地を通っている運河です。
運河であると同時に「夜光運河泊地」という名称も付いており、千鳥運河、水江運河、塩浜運河と南端で合流しています。
夜光運河の「夜光」の由来ですが、一部では「夜にもかかわらず海中が煌々と明るく光っていたこと」からこう呼ばれたとも言われています。
屋形船に乗って工場夜景を楽しもう
川崎区の京浜工業地帯一帯は、工場夜景が楽しめる場所として全国的にも有名です。ですが、ここ夜光運河では少し変わったツアーが行われています。
それが「屋形船」でのツアーなんです。
夜光運河近くの汐留橋には屋形船が停泊し、そこから日東亜鉛やエリーパワー、木材開発など様々な工場が見られ、その美しい電飾に彩られた夜景を楽しむことができます。
古き良き日本を感じる「川崎市立日本民家園」
夜光運河での屋形船ツアーに参加する前に、古き良き日本の姿を鑑賞しに行ってみませんか？
今回ご紹介するのは、昔の日本家屋が展示してある「川崎市立日本民家園」です。
ここは生田緑地の中につくられた野外博物館で、古民家や歌舞伎舞台・水車小屋など22軒が移築、展示されています。
それぞれ特徴の異なる4棟の合掌作りの建物に加え、園路にはお地蔵さんや馬頭観音道標などの石造物が並べられ、全体的に近世の歴史の雰囲気を醸し出しているスポットとなっています。
どこか懐かしい日本の原風景を目に焼き付けた後に、近代化の象徴である工業地帯の風景を眺めると、また違った日本の姿を発見できるはずです。
夜光運河までのアクセス
最後に、京浜工業地帯にある夜光運河までのアクセスについてご紹介します。
まず、公共交通機関を利用する場合、東京駅からJR東海道線に乗り川崎駅で下車します。川崎駅から川崎市営バスが出ているので乗車し、「かわさき南部斉苑」で下車して到着です。
車で行く場合は、首都高速道路の神奈川1号横羽線、「羽田IC」か神奈川6号川崎線の「浮島IC」で下ります。
工業地帯なので路上への駐車はしないように、周辺のコインパーキングなどを利用しましょう。
おわりに
夜光運河はその名前の通り、夜になると魅力がぐんと増す運河です。
屋形船の上からきらめく運河や工場を眺めて、非日常な夜を過ごしてみてはいかがでしょうか？
