はじめに
長崎県、南山手の丘にそびえる「大浦天主堂」は、日本最古のカトリックの教会堂。
国宝にも指定されています。また、世界遺産の登録へ向けて動き出しているんですよ♪
国内だけではなく、海外からの観光客も多く訪れる歴史的スポット「大浦天主堂」の魅力をご紹介していきます！
長崎県にあるカトリック教会「大浦天主堂」の魅力①大浦天主堂とは？
長崎県長崎市、南山手の丘にそびえる「大浦天主堂」は、1865年に建造された現存するカトリック教会の中でも日本最古の教会です。
大浦天主堂は、2つの歴史できごととの密接な関わりがあります。
1つは、豊臣秀吉のキリシタン禁教令によって、1597年に殉教した26聖人たちに捧げるために、ローマ教皇庁が建立を決意した教会であるということ。
殉教地の西坂へ向けて、教会が建てられました。
そして2つめは長く続いた禁教の時代を経て、潜伏していた浦上の隠れキリシタンが、信仰告白を行った世界宗教史に残る使徒発見の地という点です。
大浦天主堂の公開をひと目見ようと訪れた見物客に混ざり、神父に信仰告白を伝えたと言われます。
禁教令、鎖国令といった250年もの長い間、代々受け継いだ信仰を守り通してきた隠れキリシタンがいたことが明らかとなり、その後も長崎県各地、福岡県からも噂を聞いたキリシタン達が信仰告白をしに訪れたそうです。
1953年に国宝に選定され、2007年に世界遺産の暫定リストに掲載されています。
長崎県にあるカトリック教会「大浦天主堂」の魅力②聖堂内のステンドグラス
長崎県長崎市、南山手の丘にそびえる教会。
「大浦天主堂」は聖堂内の美しいステンドグラスも有名です。
なかでも、正面の祭壇奥にある幅1.5m、高さ3ｍもの“十字架のキリスト”像が有名です。
十字架のキリスト、聖母マリア、使徒ヨハネ、マグダレナ・マリアが描かれています。
高窓や側廊のステンドグラスは、色とりどりのガラスで装飾されています。
戦争や台風によって修復されているため、同じ色でも若干異なる色合いが、歴史を感じさせてくれます。
ステンドグラスから差し込む光に教会内が彩られる様は神聖で、言葉にできない感動を与えてくれますよ……♡
長崎県にあるカトリック教会「大浦天主堂」の魅力③ゴシック様式
長崎県長崎市にある日本最古のカトリック教会「大浦天主堂」の魅力のひとつが、創建当時の雰囲気をそのままに感じることができるゴシック様式の空間です。
ステンドグラスから降り注ぐ、色とりどりの陽光……そして厳かな雰囲気を感じさせてくれるゴシック様式が、見事に調和しています。
ここにいるだけで、感慨深い気持ちになるでしょう。
長崎県にあるカトリック教会「大浦天主堂」の魅力④鐘楼
長崎県長崎市にある日本最古のカトリック教会「大浦天主堂」では、正午と夜の6持に祈りの時を知らせる鐘の音を聞くことができます。
1865年、フランス人の匿名のカトリック信徒から寄贈された鐘楼は、創立以来ずっと変わらぬ鐘の音を響かせています。
美しい朝顔型の鐘楼は、実物を見ることができませんが、重厚な鐘の音に歴史さえも感じるはずです。
ぜひ時間に合わせて訪れて、歴史的な音に聴き入ってみてくださいね♡
◆大浦天主堂
住所：長崎県長崎市南山手町5-3
電話番号：095-823-2628
拝観時間：8:00～18:00
大浦天主堂
おわりに
いかがでしたか？
長崎県長崎市の日本最古のカトリック教会、「大浦天主堂」の魅力をご紹介しました。
世界遺産への登録になるかもしれない注目の歴史的スポットへ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？
