はじめに
延期となっていた「生誕260年記念企画 特別展『北斎づくし』」が、ついに7月22日(木)から「東京ミッドタウン」のホールで開催となります!北斎をリスペクトする豪華なメンバーの協力による、前代未聞の北斎展は見逃せません!
生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」
「生誕260年記念企画 特別展『北斎づくし』」が2021年7月22日(木)から9月17日(金)まで東京ミッドタウン・ホールにてついに開催となります! 昨年開催予定だったものの延期されていたアート展で、1年越しの開催となったので待ちに待っていた人も多いのではないでしょうか。今回の北斎展は生誕260年を記念した、『北斎漫画』『冨嶽三十六景』『富嶽百景』の全ページ・全点・全図が一堂に会するという前代未聞の豪華さが話題です。
北斎の生き様を描いた映画「HOKUSAI」が今年5月公開となっているので、併せて鑑賞するのがおススメです!
北斎の画業を代表する3シリーズを一挙に展示
「北斎づくし」の見どころは、なんといっても北斎の画業を代表作品である『北斎漫画』(全883ページ)、『冨嶽三十六景』(全46点)、『富嶽百景』(全102図)の、全ページ・全点・全図が一挙に公開されることです。膨大な北斎作品で埋め尽くされた北斎ワールドが、六本木の「東京ミッドタウン」のホールに出現します。
今回の展示は、世界一の『北斎漫画』コレクターである浦上満氏と、欧米において北斎の魅力を広く知らしめた日本美術史の研究家であるフェリックス・チコチン氏と萩市出身のコレクター・浦上敏朗氏が蒐集したコレクションを所蔵する「山口県立萩美術館・浦上記念館」の全面協力によって実現した前代未聞の試みです。
豪華メンバーが集結
特別展「北斎づくし」は、北斎をリスペクトしている豪華メンバーが集結して作り上げた特別な展覧会となっています。その空間の演出を手掛けたのは、フランス・パリの「国立グランパレ美術館」で開催された「北斎展」でも会場デザインを担当した、北斎を敬愛する建築家・田根剛氏です。空間には作品ごとに異なるコンセプトを持たせ、それぞれの作品の魅力を体感できる展示プランとなっています。キービジュアルや北斎の世界観を表現する会場グラフィックを手掛けたのはアートディレクターでありブックデザイナーの祖父江慎氏、解説は日本美術を主な領域として『BRUTUS』などの雑誌で日本美術特集を手掛ける橋本麻里氏です。
生誕260年を迎えた葛飾北斎
葛飾北斎は1760年に生まれ、20歳で浮世絵師としてデビューしてから90歳で亡くなるまでの70年間、ひたすら挑戦を続け、森羅万象を描き抜こうとしました。世界的にも評価され、ゴッホなどにも影響を与えたことで知られています。
北斎の画業の代表作である「北斎漫画」は、当時ベストセラーとなった森羅万象を描いた全15編の絵手本。また、「冨嶽三十六景」は、富士山を主題とした大判錦絵の風景画揃物で世界でも日本のアイコンとして知られています。そして「富嶽百景」は、北斎絵本の最高傑作といわれています。
◆生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」
場所:東京ミッドタウン・ホール[ 東京ミッドタウン B1 ]
東京都港区赤坂9-7-2
電話番号:050-5542-8600
会期:2021年7月22日(木)~9月17日(金)
休館日:8月10日(火)、8月24日(火)、9月7日(火)