はじめに
手取川は、石川県を流れる川の一つです。
その流域は「白山手取川ジオパーク」と呼ばれていて、雄大な景色に恵まれたスポット。
ファンからも評判の日本酒「手取川」も造られています。その手取川の魅力をチェックしてみましょう。
暴れ川が見せる景色、手取川はどんな川?
手取川は、主に石川県白山市を流域とする一級河川です。
岐阜県との県境にある白山を水源とし、金沢平野を流れ、旧美川町から日本海に注いでいます。
手取川は、かつては石川と呼ばれていて、それが県名の由来にもなっています。
流域の加賀平野、金沢平野は水に恵まれた穀倉地帯ですが、急勾配の暴れ川である手取川は度々氾濫を起こしてきました。
険しい自然の風景も、手取川の特徴の一つです。
イチオシの見どころは手取峡谷!
手取川の流域は、「白山手取川ジオパーク」と呼ばれています。
流域全体が一種の自然公園として考えられていて、手取川のいたるところが見どころであるともいえます。
よりダイナミックな自然の風景を満喫したいなら、手取峡谷や綿ヶ滝がおすすめです。
浸食された岩が不思議な形をしていて、水流と、長い時の流れに思いを馳せられます。
手取峡谷に注いでいる綿ヶ滝は、その落ちる水が綿の舞うように見えることから、その名がついています。
ぜひ味わいたい日本酒、その名も「手取川」
手取川の流域は、水に恵まれたエリアです。
川沿いだから水があるのは当たり前ですが、その水質もかなりの上質。
米作りがさかんであるのみならず、美味しい日本酒も造られています。
おすすめは吉田酒造の、その名も「手取川」。
やはりこの手取川を訪れたからには味わいたいところです。
お土産としてもぴったりですよ。
吉田酒造は白山市の、白山のふもとにある蔵元で、「手取川」には白山の伏流水を原料に使用しています。
本格的に味わうなら「手取川 大吟醸山廃仕込」がおすすめ。
ピリッと辛口のお酒です。
石川県にある手取川へのアクセス方法
手取川の車でのアクセスは、北陸自動車道の美川ICで下り、県道58号線、国道8号線を経由します。
国道157号線をたどっていくと手取川の上流をさかのぼる形になります。
鉄道でのアクセスは、北陸本線「美川駅」が河口付近。
「松任駅」は手取川からは離れますが、白山市の市街地です。
また、北陸鉄道石川線で「鶴来駅」まで乗れば手取川の上流域に近づくことはできますが、手取峡谷および滝を観光したり、蔵元めぐりをするならレンタカーでもよいので車は必須です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
暴れ川として人々を困らせてきた川も、景色やきれいな水といった恵みをもたらしています。
その恵みを味わってリフレッシュしに、手取川を訪れてみて下さいね。