はじめに
冬の釧路湿原を走る「SL冬の湿原号」は、冬の間だけ走る観光列車です。
今ではSLに乗れる機会も少なくなってしまったので、この冬、逃さずに乗車したいですよね。
今回は、2017年1月より期間限定で運行する「SL冬の湿原号」についてご紹介します。
「SL冬の湿原号」の魅力①レトロな旅を!
「SL冬の湿原号」をけん引するのは、懐かしの蒸気機関車です!
蒸気機関車は、ディーゼル機関車に置き換えられた後もSLブームによって活躍の場がありましたが、最近ではSLの観光列車も次々と廃止されています。
「SL冬の湿原号」も臨時列車なので、乗れる機会が限られています。だからこそ、一度は乗車してほしい列車なんですよ。
そして、けん引車両だけでなく、他の車両もレトロにこだわっています!
ニス塗りで仕上げた重厚な壁や、木枠、懐かしさを感じさせるインテリアのカフェカーなど、本物のレトロを感じられる車両となっています。
「SL冬の湿原号」の魅力②約1時間半の旅
「SL冬の湿原号」は釧路から標茶までの区間を約1時間半で走ります。
本数は一日一往復で、運行期間は毎年1月から3月ごろまでですが、2017年は1月の末から2月までとなっています。
全席指定なので、乗車券のほかに指定席券が必要になります。人気の列車なので、予約が可能となる一か月前からチェックしておいたほうがよさそうです。
「SL冬の湿原号」の魅力③大自然とのふれあい
「SL冬の湿原号」は釧路湿原を縦断するので、雄大な景色や野生動物などの大自然と触れ合える旅になっています。真冬の釧路湿原はもちろん、一面真っ白な雪景色を眺められます。
出会える動物はタンチョウやエゾシカ、オオワシなど。列車の進路に動物が近づきそうな場合は、列車が止まって動物の横断を見守ります。ほのぼのとした、観光列車ならではの光景ですね。
「SL冬の湿原号」の魅力④車内も楽しめます
観光列車となれば、車内での過ごし方も楽しみのひとつですよね。
「SL冬の湿原号」にはカフェカーがあり、そこでいただけるカフェメニューも充実しています。
デザートやお菓子、アルコールが用意されています。また、エンブレムなどの記念品も購入できるので、乗車記念にひとつは欲しいところ。
寒い北海道の冬ですが、車内は暖かく保たれています。使用している器具は、なんとダルマストーブ。レトロな可愛さに、心まで温まりますよ。
おわりに
冬の間だけ登場する「SL冬の湿原号」は、釧路湿原を走る蒸気機関車です。
レトロな外見に、レトロな車内で大自然を満喫できるので、冬の北海道を楽しむにはもってこいの列車ですね。