フィンランド・タンペレ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- タンペレはフィンランドのどの都市よりも公共サウナが多いことで有名です。世界のサウナ首都を自認するタンペレは、2026年の欧州文化首都に選出されたいと考えています。
フィンランド人はサウナの中では誰もが平等だと声を揃えており、タンペレ26・プロジェクトでは「平等」を欧州文化首都の年のメインテーマとしています。
タンペレ26は、平等性、多様性、アクセス性、持続可能性という価値観に基づいて構築されています。文化を通して平等性を高め、社会問題や環境問題を議論し、多様性と一体感を高め、ヨーロッパ共通のアイデンティティーに取り組むことを目的としています。
タンペレ26のプロジェクト・ディレクターのペルットゥ・ペサは次のように述べています。「欧州連合が設立されて以来、平等性は全市民にとっての基本的権利となってきました。タンペレ26のスローガンであるEqually Europeanは長期的な開発プロジェクトであり、危ぶまれている平等性を大切にするようヨーロッパの人々に呼び掛けるものです。この問題について、私たちはまだ多くのことを学ばなければなりません。」
フィンランドには平等にまつわる素晴らしい歴史があります。フィンランドは1906年に女性に完全な政治的権利を与えた最初の国ですが、タンペレはこの過程で重要な役割を果たしました。1905年、タンペレの中央広場に4万人の人々が一般参政権を求めて集結したのです。
タンペレ26の文化プログラムでは、大規模なショーからタンペレ地方の農村部で行われる村祭りのような小規模なものまで、文化的に豊かなイベントを豊富に用意する予定です。地域の19の自治体が、タンペレと共にこのプロジェクトに参加する予定となっています。
バレエ「ムーミン・オン・アイス」は、13,000人以上の観客を収容できる新設のウロス・ライブ・アリーナで行われます。また、街から遠く離れた国立公園で行われるアクティビティもあります。
タンペレ26では、タンペレ美術館の増築オープンを祝い、またプログラムの一部を活気あるスケートボード文化にも捧げています。もちろんサウナも含まれています。このプログラムは1000以上の提案からまとめられたもので、150の国際的なパートナーと協力して開発されました。
タンペレ26の7年間(2021年~2027年)の運営予算は5,318万ユーロです。最終選考は2021年6月2日に欧州の専門家からなる審査委員会によって行われ、タンペレ、オウル、サヴォンリンナの中から選ばれます。
詳細情報はウェブサイトでご覧ください:https://tampere26.fi/
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