新潟県は、新型コロナウイルス感染者の急増を受け 7 月 16 日より県独自の「警報」を発令したが、県民向け割引と Go To イート等の需要喚起策は中止せず、継続して開催すると発表した。
新潟県は、新型コロナウイルス感染収束を受けて、7 月 1 日に 2020 年 12 月から半年続いた「警報」を「注意報」に引き下げ。
注意報への引き下げを受けて、新潟県は、感染拡大で落ち込んだ飲食需要の早期回復を目的として、春から発売を延期していた新潟県の Go To Eatキャンペーン食事券第2弾の発売を 7 月 10 日に再開。
感染拡大で落ち込んだ観光需要の早期回復を目的としては、同一県内での旅行を国が支援する「地域観光事業支援」の補助金を活用し、6 月 25 日から県民向け宿泊割引「使っ得!にいがた県民割キャンペーン」を再開した。
県民向け宿泊割引については、年内の旅行予約分を 8 月 31 日まで受け付けているが、じゃらんnet、楽天トラベルについては、予算上限額に達したため取扱いを終了するほどの人気となっている。
いずれの需要喚起策も、新型コロナウイルスの感染状況によってはキャンペーンを予告なく中止するほか、発売延期や発売後の販売を一時停止するとしていたが、当面の間、継続して開催すると判断した。
新潟県の花角知事は、「宿泊割引も Go To イートも基本的には県内需要の喚起策」だとし「この2週間の感染状況はかなりの割合で他県との往来を起点としているものが多い」ことから、県内需要の喚起策そのものを止める状況ではないとの認識を示した。