沖縄県は 6 月 1 日、県民向けに沖縄旅行費用の最大 1 万 5 千円を補助する「おきなわ彩発見」キャンペーンを実施することを明らかにした。6 月 19 日からは、県外からの観光客に対しても、誘客プロモーションを実施する。
県は、本キャンペーンに約 5 億円の予算を計上。旅行会社などが企画する県民対象の県内ホテル宿泊プランを利用した場合、旅行代金の最大 1 万 5 千円を県が助成する。対象期間は、6 月 6 日(金)販売開始~ 2020 年 7 月 30 日までの宿泊分。7 月 31 日のチェックアウトまでを対象に含む。
具体的には、1 人当たり 3 万円以上で 1 万 5 千円を助成、 2 万~ 3 万円未満の場合は 1 万円を助成、1 万~ 2 万円未満の場合は 5 千円を助成、6 千円~ 1 万円未満の場合は 3 千円を助成。『おきなわ彩発見キャンペーン』の表示がある、宿泊を伴う旅行商品が対象。
県内在住者を対象(在留外国人を含む)としたキャンペーンとなることから、ホテルでの会計時に身分証明書の提示等により県内在住者であるか確認する。
また、6 月 2 日には旅行業登録を受けた旅行業者及び旅行業者代理業者らを対象に、沖縄県庁1階第1・2会議室で本キャンペーンの事業説明会を開催する。
沖縄の観光地として知られる美ら海水族館及び首里城公園については、6月1日以降準備が整い次第、開園を予定。6月19日からは、県外からの観光客にも誘客プロモーションを実施するほか、国の「Go To キャンペーン」と連動した需要喚起策を実施し、国内観光需要を取り込む考えだ。
沖縄県は、これまで海外や県外からの移入者による感染が多く発生していることを踏まえ、効果的な水際対策の実施をはじめとした新型コロナウイルス感染の第二の波に備えた防疫体制を構築することで、今後の経済回復につなげていく。