Airbnb(エアービーアンドビー)は 11月 19 日に都内で記者会見を開き、今後9年間にわたりオリンピックの最高位スポンサーとなるトップ・パートナー(ワールドワイド・スポンサー)契約を国際オリンピック委員会(IOC)と交わしたと発表した。
IOC のトップ・パートナーは一業種一社という狭き門となる限られたスポンサー契約で、自動車大手のトヨタ自動車や米飲料大手コカ・コーラ(Coca-Cola)などが含まれる。Airbnbの契約は 2020 年に開かれる東京オリンピックから、9年後の 2028 年のロサンゼルスオリンピックまでの5大会が対象となる。
これまでも過去に開催されたオリンピックでは、一時的に宿泊需要が急増する状況にあわせて、宿泊施設を供給してきた。2018 年に韓国で開催された平昌オリンピックでは、宿泊予定者が約3.6倍増加。既存の宿泊施設が満室となる中、中規模のホテル 28 棟分にあたる客室 4,500 室分を Airbnb として供給した実績もある。
Airbnb 共同創業者のジョー・ゲビアは、「Airbnbのミッションは誰もがどこにでも居場所のある世界の実現であり、Airbnbコミュニティがオリンピックの精神を担う力になれることを大変誇りに思います」とコメントした。
また、IOCとAirbnbは共同でAirbnb「オリンピアンによる体験」を立ち上げ、アスリートに直接収入を得る機会を提供することを発表。オリンピアンによる体験の新カテゴリは、2020 年初期に登場予定だという。