埼玉県所沢市のマンションで茨城県ひたちなか市の会社員、松本悠斗さん(当時25歳)が殺害された事件で、松本さんはマンション3階の一室で事件に巻き込まれたとみられることが28日、埼玉県警への取材で判明した。県警は室内からナイフ1本を押収し、凶器の可能性があるとみて調べている。この部屋の入居者と連絡が取れなくなっているといい、事件について何らかの事情を知っているとみて行方を追っている。
県警によると、松本さんは下半身に刃物のようなもので付けられた傷があり、血痕はマンションの室内や外廊下、階段などに残っていた。また、松本さんは26日午前6時過ぎに自宅を出て仕事をした後、車で事件現場に向かったことも新たに判明。現場近くの有料駐車場で松本さんの車が発見されており、県警が車内に置いてあったスマートフォンなどの解析などを進めている。【加藤佑輔】