ブッキング・ドットコム・ジャパンが8月31日に開催した事業戦略説明会で、日本統括リージョナルマネージャーのアダム・ブラウンステイン氏と北アジア地区リージョナル・ディレクターのジェームス・ホワイトモア氏は、Traicyグループメディアである「GuesthouseToday」編集長の向井通浩氏の違法民泊への対応についての質問に対し、法令を遵守し当局と連携して対応すると強調した。
「民泊に関して、当局から営業許可を確認するようにとの通達や、無許可営業の民泊施設の掲載をしないよう要請が出ている。旅館業法上の営業許可を持たない宿泊施設に対してどのような対応をしているのか。」との質問に、ジェームス・ホワイトモア氏は、「当局からの通達や要請は真摯に受け止め、当局とは適切で良い関係を築いていきたいので法令を順守して適切に事業を行っていきたい。大田区が初めて制度化したため、6月から民泊施設の掲載を始めている。今後の拡大も当局と連携しながらと考えている。ブッキング・ドットコムとしてはあらゆる旅行者にあらゆるタイプの宿泊施設を提供したい法令を順守し、利用者のニーズに応える形でと考えている。今後掲載する民泊施設数の伸びはそれほど急激に伸びるものではないと思う。自治体や当局と連携してやっていきたい。」と話した。
アダム・ブラウンステイン氏は、「契約段階になれば、宿泊施設が許認可を得ているか確認する。得られていなければ整ってから正式契約という段取りになる。」と両氏は法令遵守を強調した。