全日空(ANA)は6月より、ピーナッツアレルギーへの対応を強化し、事前に連絡を受けた場合、座席の特別清掃を行っている。
座席周りの埃吸引、座席ポケット内備品の交換などを行うものの、大気中の浮遊物や座席に付着しているアレルギー物質の除去はできない。申し込み後の座席変更、機材変更などにより対応できない場合もある。希望する場合は出発の96時間前までANAへ連絡する必要がある。共同運航(コードシェア)便は運航会社により対応は異なる。
ANAグループが運航する国際線と国内線の機内で提供する飲食物からはピーナッツを選定しない努力をしているものの、調理・製造過程や機内キッチンでピーナッツが混入しないという保証はできず、すべての利用者に対してピーナッツ製品の客室への持ち込みや飲食を禁止することはできないため、薬やエピペンなどの注射器を携行するよう呼びかけている。