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ブランドUSA、2021年までに訪米者数1億人を目指す 国立公園がテーマの映画「アメリカ・ワイルド」きょう公開


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ブランドUSAは、アメリカの国立公園がテーマとなった短編映画「アメリカ・ワイルド」が日本で公開されるのに合わせ、メディア懇親会とジャパンプレミアを5月19日に開催した。


ブランドUSAとは、2010年に成立した旅行業促進法に基づき、アメリカへの海外からの観光客誘致のために発足した機関。2011年以降、500以上の団体や企業とパートナーシップを締結している。アメリカ国外の38カ国から入国の際に必要なビザ免除プログラム「ESTA」で徴収した14米ドルのうち10米ドルが観光用プロモーション資金に充てられており、パートナーからの寄付や献金による1億ドルとあわせて、最大で計2億ドルの活動予算の中から運営している。


アメリカでは、旅行産業は国内総生産のうち1.6兆米ドル、2.7%を占めており、旅行業界と関連産業を含めて約790万人の雇用を生み出している。さらに、1,415億米ドルの税収にもつながっているほか、74%の訪米客がアメリカに対して好意的な視点、61%の訪米客がアメリカの政策に賛同する傾向にあるという。ブランドUSAの活動により、2011年以降、長距離旅行市場でのアメリカのマーケットシェアは上昇に転じており、2021年まで年平均4.6%の成長率で、1億人の訪米者数を目指す。


アメリカで国立公園制度が誕生して100周年にあたることから、富士重工業のアメリカ法人であるスバル・オブ・アメリカ・インクとエクスペディアのスポンサードにより製作された短編映画の「アメリカ・ワイルド」は、2月10日にワシントンでワールドプレミアを上映し、きょう5月21日から日本語版を公開。日本版の案内人は、俳優の小澤征悦さんが担当する。登場するのは、世界的登山家のコンラッド・アンカー氏、カメラマンのマックス・ロウ氏、アーティストのレイチェル・ポール氏の3人で、イエローストーン国立公園、ヨセミテ国立公園などのアメリカ各地の11ヶ所の国立公園で自然を満喫する様子がスクリーンに3Dで映し出される。アメリカには411ヶ所の国立公園があり、年間に訪れる300万人のうち2割が外国人観光客、現在の日本人の割合は4位だという。


ブランドUSAでは、映画を通じてアメリカの大自然の魅力の訴求に繋がることで、渡航需要の拡大を期待する。

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