RJCリサーチとナイトレイは、ナイトレイが提供する訪日外国人のSNS解析ツール「inbound insight(インバウンドインサイト)」により解析したデータをもとに、RJCリサーチが四半期ごとに集計・分析を行った「インバウンドレポート」を発行した。
ツイート発信地点による観光スポットランキングを見てみると、他の観光地を抑えて富士山が1位となった。2位にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、3位には東京ディズニーランドがランクインしている。ほとんどの観光スポットで中国人によるツイート数が多くなっており、富士山では8割以上が中国人観光客によるものだった。その他の国では、台湾人とタイ人観光客によるツイート発信が多くなっている。ランクインしたスポットの中では唯一、渋谷交差点に関するツイートに関して中国人観光客のツイートが少なく、米国などといった欧米人によるツイートの割合が多い。渋谷交差点に関しては欧米人向けの観光スポットとなっているようだ。
北海道における観光スポットランキングでは、1位が札幌、2位に小樽、3位が登別となっている。4位には観光施設の白い恋人パークがランクインした。また、GPSデータを集計したツイート発信地点による市町村ランキングも合わせて見てみると、1位は札幌市中央区、2位には札幌市北区、3位に小樽市がランクイン。札幌市中央区が他市町村を引き離して1位を獲得し、訪日外国人の多くが札幌を訪れているという結果が明らかとなっている。
■ツイート発信地点による北海道観光スポットランキング 括弧内は情報量
1位:札幌(4,399)
2位:小樽(1,325)
3位:登別(639)
4位:白い恋人パーク(439)
5位:函館(258)
■ツイート発信地点による北海道市町村ランキング 括弧内は情報量
1位:北海道札幌市中央区(7,206)
2位:北海道札幌市北区(2,836)
3位:北海道小樽市(2,818)
4位:北海道登別市(1,865)
5位:北海道千歳市(1,616)