新関西国際空港は、オリックスとフランスの空港運営会社ヴァンシ・エアポートの企業連合、「オリックス、ヴァンシ・エアポートコンソーシアム(ORIX・VINCI Airports Consortium)」を関西国際空港と伊丹空港の特定空港運営事業等の優先交渉権者に選定した。
オリックスとヴァンシ・エアポートは年内に新関西国際空港と基本協定書を締結した上で、特別目的会社を設立。オリックスとヴァンシ・エアポートがそれぞれ40%の株式を保有し、残りは関西に拠点を置く複数の企業や金融機関が保有する。総調達額は2,600億円となり、うち800億円を株主からの拠出で賄う。
運営権は2016年3月末に運営会社に移転され、4月1日に日本初となる本格的な空港コンセッション事業を開始する。両社は今後数ヶ月以内に事業の詳細についての発表を行う。
これにより、ヴァンシ・エアポートは世界の上位5社の空港運営事業者となり、世界27ヶ所の空港運営を行うことになる。