JR西日本グループは、広島駅の新駅ビルの広場デザインを発表した。
玄関口としての広島らしさや、賑わい、親しみを感じられる象徴的な広場を目指すため、広島出身の建築家が率いるSUPPOSE DESIGN OFFICEを広場デザインの監修者とし、せとうちの穏やかな気候や、河川と共に発展した広島の風景をデザインに取り入れたという。
路面電車が乗り入れる2階広場では、大きなガラス面で太陽光を取り入れ、商業施設の壁面や、水辺にせり出す雁木をイメージした3階テラスなどで、穏やかな水辺空間を表現する。屋上広場は7階から9階まで重層的につなげ、賑わいや交流、憩いなど様々なシーンで利用できる空間とする。7階屋上広場には雁木のような大階段を設け、路面電車や広島の街を眺めたり、屋外イベントや憩いの場としても利用できる空間とする。
3月から駅ビル新築工事に着手し、2025年春の完成を目指す。