海南航空は、通常通りの運航を継続すると発表した。
航空局の指導の下で安全な運航を堅持しており、すでに購入した航空券やマイルなどの権利には影響なく、通常通り利用できるとしている。
海南航空を中心としたコングロマリットであるHNAグループ(海航集団)は、スイスポート、ヒルトン・ワールドワイド、ラディソン・ホールディングス、ゲートグループなど買収による急激な業容拡大とともに負債が大幅に増えたことにより、経営が悪化。その後、多くの事業を売却していた。2020年には新型コロナウイルスによる旅行需要の消滅に伴い、海南省政府とタスクフォースを設置し、経営再建にあたってきた。1月29日には、債権者が海南省の裁判所に対し、HNAグループの破産を申し立てていた。