カーニバル・ジャパンは、プリンセス・クルーズの日本発着のクルーズを、2021年7月1日より再開することを目指すと明らかにした。
10月16日出発分までの全12コース、15出発日を設定する。運航再開は、新型コロナウイルスの感染状況や寄港地の受け入れ状況、政府からの要請、天候などの事情によって変更となる可能性がある。定員は約半数に制限する。
全乗客の新型コロナウイルスの乗船前検査、体温測定、健康質問票の記入を実施するとともに、乗務員の健康調査も行う。船内の換気システムを強化するとともに、医務室や隔離室は陰圧管理し、新型コロナウイルスの対応に関する研修を受けた医療班が常駐する。船内には新型コロナウイルスに効果が見込まれる薬を常備する。
運航再開に合わせて、非接触ツール「オーシャン・メダリオン」を導入し、安全対策を強化する。「オーシャン・メダリオン」は、事前に利用者情報を入力することで、スムーズなチェックインを可能とする「オーシャン・レディ（OceanReady）」や、客室のスマートキー、商品注文サービス「オーシャン・ナウ（Ocean Now）」、船内プログラム確認ツール「ジャーニー・ビュー（JourneyView）」から構成されている。
2021年6月25日出発分までのクルーズは中止する。対象となるクルーズの予約客には、支払い済みのクルーズ代金全額を返金可能なフューチャー・クルーズ・クレジットとして払い戻すとともに、25％相当分の追加特典を付与する。返金を希望する場合、追加特典は含まれない。
