現地オプショナルツアー・アクティビティ専門のオンライン予約プラットフォームを提供するKKdayは、シリーズCラウンドで7,500万米ドル(約79億円)の資金を調達した。
引受先は、海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)、台湾の国家発展基金管理会、シンガポールのMonk’s Hill Venturesなど。調達した資金は、アジアを中心としたグローバル展開の継続や、旅行業者・サプライヤーに向けたソリューションの構築に活用する。
陳明明最高経営責任者(CEO)は、「今回のパンデミックを通して、観光産業の抱える課題についても多くの学びと気づきを得ました。その一つが、旅ナカ市場における中小サプライヤー様のデジタル化支援です。Withコロナの観光業においては、自社のオンライン予約サイトを簡単に構築しオンラインとオフラインの在庫を一括管理して業務の手間を省くとともに、売上分析までを可能にするソリューション提供が必要と考えます。これらの課題を解決すべく、このパンデミックの間にも開発を進めてきたチャネルマネージャー(在庫一括管理システム)『Rezio(レジオ)』の試験的導入を始めました。すでに国内大手旅行会社HISや中小サプライヤーとの連携が始まっており、今後はさらにKKdayが提供するソリューションを各サプライヤー様のデジタル化支援へと役立ててまいります。」とコメントした。
KKdayは2014年5月に設立。世界92ヶ国550都市以上の約30,000件を超える旅行商品を取り扱っている。日本語を含む多言語に対応し、台湾、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フィリピン、タイ、香港に拠点を置く。
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