経営再建中のヴァージン・オーストラリアは、大型機をすべて退役させ、ボーイング737型機の運航に一本化する方針を示した。
これにより、ボーイング777型機やエアバスA330型機、ATR機、タイガーエア・オーストラリアのエアバスA320型機はすべて退役させる。
長距離国際線は再建計画の重要な部分を占めるとしたものの「世界の旅行市場が回復するまでは中止する」とした。初の日本路線となる東京/羽田〜ブリスベン線は、エアバスA330型機での運航を計画していた。ボーイング737型機では航続距離が足りないことから、就航計画は頓挫したことになる。
タイガーエア・オーストラリアのブランドは、市場が回復した際に超低コストのサービスを提供するため、航空運送事業許可(AOC)を保持したまま廃止する。
ポール・スカラーグループCEO兼マネージング・ディレクターは、約6,000人の直接雇用と3万人の間接雇用の維持に自信を示したものの、「新型コロナウイルス以前の水準に戻るまでには少なくとも3年かかる」と不確実な状況が続いていることを懸念した。
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