在サウジアラビア日本国大使館によると、ハッジ巡礼期間にあたる7月13日から8月12日まで、サウジアラビア国外からサウジアラビアの一部の空港に向かう航空便に、商用査証や訪問査証を所持するイスラム教徒の乗客の搭乗を認めないよう、航空当局が各航空会社に指示しているという。
対象空港は、ジッダ、マディーナ、ターイフ、ヤンブウの各空港。通達ではイスラム教徒が対象となるものの、場合によってはイスラム教徒以外も対象となる可能性があるとしており、注意を求めている。
滞在許可所持者の扱いに明確な規定はないものの、航空会社によっては、各空港行きの国際線の運航を中止もしくは他空港行きへと変更する例もあるとしており、サウジアラビアから国外に向かう場合にも、航空会社の情報を確認するよう求めている。