エアバスは、エアバスA320型機とエアバスA330型機向けの「Airspace カスタマー・デフィニション・センター」を、ドイツ・ハンブルクに開設した。
カスタマー・デフィニション・センターは2014年に開設し、エアバスA350型機向けの客室カスタマイズ施設として運営してきた。隣接するハンガーを改修して施設を拡張し、広さは約4,500平方メートルに拡大。顧客仕様のモックアップエリアや会議室を設置している。新客室仕様の「Airspace」を完全に導入したことから、Airspace カスタマー・デフィニション・センターと改称した。
床に実物大の客室設備を表示することができるフロアプロジェクションシステムでは、装備やシナリオをライブでテストすることができるほか、貨物エリアを備えたモックアップ、最新のVRなども備える。客室装備テスト用のプレイルームや航空会社の典型的な装備品設置用の展示エリア、素材やムードライト選定のためのデザインスタジオ、仮想、拡張現実技術、顧客仕様のモックアップなども用意する。