
衣類通販大手ZOZOの創業者で、株式会社カブ&ピース代表取締役社長の前澤友作氏(49)が10日までにX(旧ツイッター)を更新。資産管理会社が約4億円の申告漏れを指摘されたと報じられた件の「情報管理」をめぐり、国税当局らに対し“注文”をつけた。読売新聞が報じた、前澤氏の個人資産管理会社が、東京国税局から2023年3月期までの4年間に計約4億円の申告漏れを指摘されたなどという内容の記事を引用。「この度は申し訳ありませんでした。先日ポストした通り、私は納税義務から逃げも隠れもしません」などと謝罪した。
そして約5時間後のポストでは「今回の税務処理について、たとえ税理士チームに任せていたとしても、そして形式的には合法だったとしても、税務署の『否認』は否認。重く受け止めています。今後は僕自身も現場に入り、リスクのある処理は完全に白と証明できない限り一切行わないように徹底します。大変申し訳ありませんでした」とつづった。
ただ、その後更新したポストでは「一つだけ言わせてください」と切り出し、「本来、納税に関する情報は極めて秘匿性の高い個人情報であり、メディアに漏れることがあってはなりません。今回、どのような経緯で読売新聞社が情報を得たのかは不明ですが、国税当局をはじめ関係者の皆様には改めて厳格な情報管理をお願いします。生意気言ってすみません」と、今回の件がメディアに報じられたことについて疑問を呈し、かつ国税当局や関係者に情報管理を厳格にするよう、要請した。