2015年10月から石川県内で運行を始めるJR西日本の新観光列車「花嫁のれん」。その車内サービス発表会が、同名のドラマに出演する女優の羽田美智子さんらを招き、行われました。
石川県の味を車内で
2015年10月3日(土)から、石川県内の金沢~和倉温泉間で新たに運転を始める観光列車「花嫁のれん」。JR西日本は9月9日(水)、その車内サービス発表会を東京都内で行いました。
会場にはまず、その車内で提供される「スイーツセット」を手がけたパティシエで、「モンサンクレール」(東京・自由ヶ丘)をはじめコンセプトの異なる12ブランドを展開する石川県観光大使、同県七尾市出身の辻口博啓さんが登場。
「地産地消、その土地土地の風の香りや潮の香り、そこで採れた素材を感じながら食べていただくと、より旅が楽しくなると思います」(辻口博啓さん)
「花嫁のれん」の「スイーツセット」は抹茶の生菓子、能登紫芋サブレ、輪島発芽玄米サブレ、中島菜サブレ、能登金時バウム、大麦バウムとドリンクのセット。抹茶は石川県の盛んなお茶文化に由来し、大麦は石川県小松市のものを使っているといいます。
「ドラマのための列車かな?」
会場には続いて、ドラマ「花嫁のれん」に出演している女優の羽田美智子さんが登場。この列車「花嫁のれん」に乗って、美肌に良い和倉温泉と、撮影で訪れとても美味しかった七尾の醤油アイスクリームを食べに行きたいと話しました。
羽田さんは「ドラマの撮影中に『花嫁のれん』という列車ができるんだよと聞いて、ドラマ撮影のために運行される列車かな、便利になって良いですね、なんてトンチンカンなことを返したことがあります」とも話し、会場の笑いを誘っていました。
10月3日(土)から金沢~和倉温泉間で運行される観光列車「花嫁のれん」は、「和と美のおもてなし」がコンセプト。外装には、北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅がデザインされています。また内装は日本庭園の飛び石をイメージした通路や、友禅のオールドコレクションをあしらった半個室、金箔の装飾などが特徴です。能登の有名旅館「加賀屋」監修の“おもてなし”が行われ、車内では先述の「スイーツセット」ほか「和軽食セット」「ほろよいセット」も提供されます。