7月6日、ベントレー・モーターズはフラッグシップサルーンのフライングスパーに、同車初となるプラグインハイブリッドモデル「フライングスパーハイブリッド」を設定したと発表した。注文受付は今夏以降からで、顧客への納車は年末ごろからの予定だ。
2.9ℓV6ターボと電気モーター合わせて544ps/750Nmを発揮。0-100km/h加速は4.3秒をマーク
搭載されるパワーユニットは、416ps/550Nmを発揮する2.9ℓV型6気筒ガソリンターボエンジンと136ps/400Nmを発する電気モーターの組み合わせ。システム総合で544ps/750Nmを引き出し、0-100km/h加速を4.3秒でこなす加速性能を実現している。最高速は285km/hと発表された。
リチウムイオンバッテリーの容量は14.1kWhで、電気モーターだけのゼロエミッション走行時は40km以上を実現すると予想されている（WLTPモード認証待ち）。バッテリーの充電は、急速充電設備を使用すれば約2時間半で満充電が完了するという。
走行モードはモーターのみによる「EVドライブ」、インテリジェントナビゲーションシステムとの連動によってモーターとエンジンを効率的に稼働させる「ハイブリッド」、そしてバッテリーの充電状態を保持する「ホールド」の3モードを設定している。
内外装にはハイブリッドを主張するいくつかのディテールが与えられている。エクステリアではフロントフェンダー後方下部に「Hybrid」バッジを装着するほか、4本出しの楕円形テールパイプを採用。ホイールサイズは20インチが標準で、21インチまたは22インチサイズをオプションで選択できる。
インテリアは純ガソリン車と同様、比類なき豪華さと革新性を備えたモダンな仕立てだが、走行モード切り替え用のボタンが備わる点がハイブリッド仕様を感じさせる。
コネクテッドサービスもハイブリッド専用メニューが用意されている。Apple iOSとAndroid OSに対応するアプリ「My Bentley」では、スマートフォンの操作でドアの施錠・開錠や車両ステータスの確認はもちろん、出発時間にバッテリーが満充電になるようリモートコントロールできたり、乗車前にキャビン内を22度の最適温度に設定しておくことが可能だ。
大谷翔平・野球ニュース