ヴァレオグループは、バクテリアやウイルスを除去する技術を250台の通勤用シャトルバスに順次搭載していく。このシステムは、12カ国の25,000人以上の従業員の健康で安全な通勤に貢献する。
このシステムが搭載されるのは、日本、タイ、インドネシア、インド、メキシコ、ブラジル、スペイン、ハンガリー、ポーランド、チェコ共和国、ルーマニア、トルコで運行しているシャトルバス。システムのコアであるヴァレオUV空気清浄機は、バスの車室向けのデバイスであり、ウイルスの95%以上を除去する。ヴァレオにとって従業員の健康と安全を守ることは最優先事項であり、世界の全拠点(工場、R&Dセンター、本社)で厳格な感染対策を実施している。
ヴァレオUV浄化技術は、微生物、ウイルス、病原体を除去。ヴァレオが開発した空気を流す独自の「ライトラビリンス」ソリューションにより、紫外線は装置内に留まり、乗客は紫外線にさらされることはない。このシステムはあらゆるタイプとサイズのバスに搭載可能であり、新車にも運行中の車両にも装備できる。科学的な有効性は、ドイツのフランクフルト大学病院とウルム大学医学測定学レーザー技術研究所(ILM)によって証明されている。
なお、ヴァレオUV空気清浄機は、2021年4月21日のワールド・クリエイティビティ&とイノベーションデー2021で、ドイツの自動車メーカーと主要な自動車サプライヤーの協会であるVDA(Verband der Automobilindustrie)により、ドイツにおける今年のトップイノベーションに選ばれている。
空気質の改善は、モビリティの安全性を高めることにつながる。車載用エアクオリティシステムの世界的リーダーであるヴァレオにとって、この分野はグループが注力するイノベーションの1つである。