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マツダの未来はどうなる? いよいよフェーズ2へ SKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャーとは何モノか?


マツダは6月18日に中期技術・商品方針説明会を開催した。このなかで、マツダの今後の技術開発・商品開発についての方針が示された。注目のLARGEプラットフォーム、EV開発についても説明があった。

オンラインで開催された中期技術・商品方針説明会では、廣瀬一郎専務執行役員 研究 発・コスト革新統括と小島岳二常務執行役員 R&D管理・商品戦略・技術研究所・カーボンニュートラル担当が今後のマツダの技術開発・商品開発について説明した。

マツダのCO2削減、カーボンニュートラルへの開発姿勢のベースの考え方は、Tank-To-Wheelではなく、Well-To-WheelでのCO2削減である。またLCA(ライフサイクルアセスメント)の視点も重要視している。




その上で2030年には、グローバル販売の75%を内燃機関+電動化、25%をICEを搭載しないEVにする、としている。

今回、説明があったのは、SKYACTIVテクノロジーのフェーズ2についてである。


フェーズ2のベースとなるのは


「SKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャー」である。


これはエンジン横置きのSMALLアーキテクチャー(MAZDA3が第一弾、CX-30、MX-30がすでに登場済み)と今後登場するエンジン縦置きの後輪駆動ベースのLARGEアーキテクチャーの2系統の「SKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャー」があると考えればいいようだ。




トヨタとマツダが新たに作った米国アラバマ州・ハンツビルのマツダ・トヨタ・マニュファクチャリング、アメリカ(MTM)で生産するSUVは、SMALLベースであることも明らかにされた。したがって、MTMで生産されるのは、トヨタ・カローラクロス、そしてマツダのSMALLベースのSUVということになる。

SMALL群(エンジン横置き)では内燃機関としてSKYACTIV-Xがあり、これにマイルドハイブリッド(24V)とEV(MX-30 EVが第一弾)、ロータリーエンジンを使ったマルチ電動化技術が載ってくる。

LARGE群では


・直列6気筒SKYACTIV-G


・直列6気筒SKYACTIV-X


・直列6気筒SKYACTIV-D


・直列4気筒SKYACTIV-G


そして、それに組み合わせるPHEV(直列4気筒エンジンと組み合わせるようだ)、48Vマイルドハイブリッドを準備している。

新しい(が、解像度が低い)広報画像も発表さている。


LARGEに関してはどれも4WDの図版のようだ。

LARGEに直6SKYACTIV-G(またはX)を搭載した48Vマイルドハイブリッド
同じくPHEVと組み合わせたもの
直6SKYACTIV-Dと48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせたパワートレーン
こちらはSMALLアーキテクチャーでロータリーエンジンを搭載したレンジエクステンダー

ガソリン/ディーゼルともに、おそらくベースのパワートレーンは48Vマイルドハイブリッド化されるはずだ。またガソリン直4エンジンにはPHEVモデルが設定されるようだ。

マツダが開発に注力してきたバイオ燃料/e-フューエル/水素燃料については引き続き開発を進めている。


かねてから開発してきた水素ロータリーエンジンについては、「水素については、特に欧州では水素が盛り上がりを見せている。水素活用の動き、インフラ整備を見ながら


過去の実用化した水素の技術をベースにMBDを重ね併せて、良い形で資産化できるような開発を進めていきたい。ロータリーエンジンに関してはREを活用したマルチな電動化を早く出したい」(廣瀬常務)


とコメントした。

生産についても、「プラットフォーム混流/電動・内燃混流」をする、とした。現在でも電気自動車のMX-30EV MODELはエンジン搭載車と同じラインで生産されている。今後は、エンジン縦置きのLARGEと横置きのSMALLが混流生産される、ということなのだろう。




もうひとつの注目ポイントである電動化/EV開発についてはこちらをご覧下さい。

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