4月28日、三菱自動車は新型コロナワクチンの巡回接種用車両としてプラグインハイブリッドEVの「アウトランダーPHEV」を、東京都港区に無償貸与すると発表。港区役所にて、同社の加藤隆雄社長に武井雅昭区長から感謝状が贈られた。
給電機能を用いてラゲッジルーム内の冷凍庫へ給電し、移動中にワクチン輸送用保冷剤を冷却するほか、ワクチン接種に伴う訪問医療チームの巡回などへの活用を想定
贈呈の場で加藤社長は次のように述べている。
「港区と当社は昨年、東京都内で初めて災害時協力協定を締結いたしました。この協定がきっかけで、ワクチン巡回接種時にプラグインハイブリッドEVをご活用いただくというお話につながりました。今回、『アウトランダーPHEV』の機能を生かしてお役に立てることを大変嬉しく思います」
アウトランダーPHEVは、給電機能を用いてラゲッジルーム内の冷凍庫へ給電し、移動中にワクチン輸送用保冷剤を冷却するほか、ワクチン接種に伴う訪問医療チームの巡回などの活用が想定されている。また、自然災害等による不測の停電に備え、自家発電設備のないワクチン接種会場のバックアップ電源としての役割も期待されている。
