フォルシアクラリオン・エレクトロニクスは、独自のクラウド情報ネットワークサービス「Smart Access」が提供する「Intelligent VOICE」に、3月17日よりIFTTT連携機能(*1)を追加する。
カーナビゲーションに話しかけるだけで、IFTTTに登録されているサービスを使って家電を操作したり、メッセンジャーアプリを使ってメールを送ったりすることができるようになる。
IFTTTとはIF This Then Thatの頭文字をとったもので、IFTTT Inc.が提供する、異なるプラットフォームやソーシャルメディアを連携させるWebサービス。「もし、これをしたら、あれをする」といった意味合いで、例えばあるツールで特定の動作をしたときに、別のツールで付随した動作を自動的に行えるという機能。IFTTTサービスであらかじめ登録済みの文章をIntelligent VOICEに発話するだけで、事前に作成済みの各アプレット(*2)を実行することができる。たとえば出かけた際に、車内でIntelligent VOICEを起動し「今から帰るとメールして」とカーナビゲーションに発話するだけで、家族にメールが送信される。IFTTTにはメール送信以外にも、エアコンやロボット掃除機等の家電やガレージドアの操作等様々なサービスが登録されており、それらを組み合わせて自分でカスタマイズしたアプレットを作ることができる。
■ 対応カーナビゲーション
・2019年モデル:NXV997D、NXV897D
・2018年モデル:NXV987D、MAX778W、NX718、MAX678W、NX618、NX618W
・2017年モデル:NXV977D、MAX777W、NX717、MAX677W、NX617、NX617W
・2016年モデル:MAX776W、NX716、MAX676W、NX616
・2015年モデル:MAX775W、NX715、MAX675W、NX615、NX615W
■ 本サービス利用料
無料
(*1) IFTTTを使用するにはIFTTTのアカウント登録が必要。無料プランの場合1つの操作で1つの動作、有料プランは、1つの操作で複数の動作が可能。また、事前に設定ボタンから、アプレットを作成しておく必要がある。
(*2) IFTTTでいうアプレットとは、IFTTTで作成可能な小さなプログラムのことで、“もし○○が発生したら、××を行う”という○○と××を組み合わせて実行可能なものを指している。○○の部分や、××の部分はIFTTTでユーザが自由に設定することが可能。上記の例では、○○の部分は「Intelligent VOICEの発話」で、××の部分は「メール送信」となる。 IFTTTは数百以上のサービスと連携が可能で、ユーザ自身が必要としているサービスを組み合わせ、オリジナルのアプレットを作成して使用が可能。アプレット設定次第では、 「“XXXXXXXX”とメールして」に反応して、 “XXXXXXXX”の部分をメールの本文に入れることも可能。IFTTTにはメール送信以外にも様々な機能があり、自分でカスタマイズしたアプレットを作ることができる。